西村滋の作品一覧

「西村滋」の「お菓子放浪記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • お菓子放浪記
    3.7
    1巻764円 (税込)
    天涯孤独のシゲル少年の心を支えたのは、甘いお菓子への憧憬だった――戦争の敗色濃くなりゆく時代を背景に、過酷な運命を生きる少年の姿を描いた永遠のロングセラー。著者自身が体験した辛苦、絶望の中でも失わなかったささやかな希望を、人間愛の讃歌へと昇華させた感涙の物語。

ユーザーレビュー

  • お菓子放浪記

    Posted by ブクログ

    なぜこちからが全国青少年読書感想文コンクールの課題図書となったのか、また、青少年たちのみでなく、大人の私たちも今後を生きるために、心のお菓子を見つけていきたいと思いました。

    0
    2014年01月25日
  • お菓子放浪記

    Posted by ブクログ

    6才で母を9才で父を亡くし孤児となった滋少年のお話です。
    孤児院を何度も脱走しお菓子を盗み、先の不安と空腹の中、担当刑事の遠山さんにもらった2つの菓子ぱんが物語の始まりです
    孤児として、戦時中に生き抜く姿はたくましく、沢山の人との出会いの中に、人を恨む事も無く感謝して生き抜く姿に感動しました。
    一つ一つ感動した部分を取り上げるときりないので、ひとつだけ…
    ある日、頼る人もなく困った滋少年が、菓子ぱんをもらった恩人であり、大好きな遠山さんを訪ねて行くのですが、遠山さんは
    空襲を受けて亡くなっていました。
    その後、『行くところがないのなら、家にこないか?』と親切を受けるが、これ以上親切にされたら、

    1
    2014年08月09日
  • お菓子放浪記

    Posted by ブクログ

    戦時下を孤児として生きた作者少年時代の話。たくましい一辺倒ではなく、どちらかといえば不器用なほうで、しかしなんとも壮絶。

    場面がすぐ変わるのでやめられなくなった。

    0
    2012年05月11日
  • お菓子放浪記

    Posted by ブクログ

    タイトルから想像した話とはだいぶ違ってたけど読んでよかったと思います。たまにこういう本を読まないとな〜。

    0
    2011年11月05日
  • お菓子放浪記

    Posted by ブクログ

    主人公の孤児の少年を温かく見守る、若くて優しい女教師を、私たちも恋慕せずにはいられない!
    この女先生の正義感にもまた胸打たれます。世のなかの偏見や大人の間違った価値観から子どもを守ろうとする姿には『橋のない川』の女先生にも重なるな、と思いましたよ。

    ところでここに登場する少年監護施設「報徳学院」って実在したのだろうか?千葉県の松戸にあったような描写なんですが。

    0
    2011年09月11日

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