作品一覧
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-B5判で図も見やすいテキスト。「数学の手引き」という序章を設け、数式理解への一助としています。練習問題が豊富な上、ステップアップ方式で無理なく学習できる構成となっています。難しい数式は極力用いず、マクロ経済学の基礎理論に関して丁寧に解説しており、国際マクロ経済学を強く意識した記述も施しています。練習問題の解答も詳しく、ワークブック的にも使用できます。●目次●第1章 マクロ経済学の枠組み/第2章 閉鎖経済における国民所得水準の決定 第3章 貨幣と金融取引/第4章 国際資本移動と金融市場/第5章 財の国際移動/第6章 閉鎖経済における短期のマクロ経済理論/第7章 開放経済における短期のマクロ経済理論/第8章 物価水準の決定:AD-ASモデル/第9章 物価の変動と期待の役割/第10章 日本の経済問題:財政問題と物価変動/第11章 グローバル化したマクロ経済の病理と経済政策 2006年発行。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
正直言って結構ムズカシイ本だった。
全部理解するには日経新聞+α、経済系大学院生くらいの知識が必要なんじゃなかろうか。という訳で理解できたと言えるのは5割くらいだったと思う。
内容としてはリーマンショックに端を発する世界的経済危機において、通貨的には統合されながらも政治的には統合されておらず、国によって経済発展の度合いも異なる欧州圏においていかに経済対策を行い、どのような点が問題として挙がったのかということ。
結局は、このような経済危機の際の通貨政策上の困難は事前に想定されながらも、その対策を厳密に決めていなかった事が事態を深刻にした原因、ということと分析されていたようだ。
最後ちょっと -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者は高屋定美氏。経済学の教授。
見解が偏らないように学者の本も読んでみました。
感想。
ながっ。題目に対する結論が遠くて遠くてなんか疲れる。欧州危機の真実というだけあって、たしかに事実かつらつらと。結局なんだ?評論家かよ。まあそうか。
備忘録。
・ギリシャのユーロ離脱はない、なぜなら①ユーロ離脱≒EU離脱②アルゼンチンパターンの回避③産業力が弱く通貨安メリットをいかせられない。
・だから、歳出を抑制し、税収を増やす事で苦しみながら財政再建を図るしかない。
・その行き着く先はどこなの?破綻するのしないの?
・日本は?これもなんかぐたぐたな論調。高齢化による個人金融資産の減は、消費を通して法