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  • 武器としての人口減社会~国際比較統計でわかる日本の強さ~
    3.5
    1巻814円 (税込)
    先進諸国が加盟するOECDの各種統計を読み解くと、日本は非常に「残念な国」である事実が浮かび上がってくる。労働生産性、睡眠時間、女性活躍推進、起業家精神……。さまざまな分野で日本は最低レベル。しかし見方を変えれば、少子高齢社会、労働力不足であるからこそ、他国にはない大きなチャンスが隠れていることが見えてくる。負の遺産を最強の武器に変えるため、豊富な統計をもとに、日本がとるべき戦略を考える。
  • 人口減にも勝機あり
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人口が減少すれば、経済は縮小するしかないのか。経済成長の鍵を握るイノベーションをいかに生み出すか。今こそ、ニッポンの知恵が問われる。吉川洋×大竹文雄「日本に蔓延する悲観論を打ち破れるか」ほか。

ユーザーレビュー

  • 武器としての人口減社会~国際比較統計でわかる日本の強さ~

    Posted by ブクログ

    OECD東京センター長による、さまざまなデータを国際比較しまとめたもの。長年ゴールドマン・サックスで活躍し、スタンフォード、ハーバードの修士を持ち、国連勤務経験もあるといった著者の経歴は驚きである。OECDに勤務しているだけあって、豊富で正確なデータをもとに極めて説得力ある論理を展開しており、参考になった。わかりやすい。日本は、AI、ICTなどの最新技術を駆使して省人化を図っていくことが優位をもたらす、唯一の国家であるとの意見は面白い。
    「(デューク大学 キャッシーデビッドソン)現在の小学1年生が大人になる頃には、彼らの65%が今存在していない新しい仕事に就く」p13
    「(OECD)最も高水

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    2018年10月23日
  • 武器としての人口減社会~国際比較統計でわかる日本の強さ~

    Posted by ブクログ

    今の日本に対する素晴らしい応援歌ですね。OECDの大量の統計で説得力も説明力も抜群(一部は前提条件のわからない統計も)。女性の活躍の大切さは彼女の説得力自体が十分に説明している。日本が女性への機会提供の観点で立ち遅れているからこそ、女性参加による成長余力があるとすること。企業内失業に近いベテラン社員、高齢者の参加による成長余力。完全雇用状態での労働力不足であるからこそAIによる働き方の変化も受け入れられる日本。経済成長は人口ではなくイノベーション。日本はイノベーションの潜在能力も、人的資源のポテンシャルも高い。どれも納得。ただ、結局は成長がまだ絶対前提になっている議論に思える。規模の成長をある

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    2016年09月23日
  • 武器としての人口減社会~国際比較統計でわかる日本の強さ~

    Posted by ブクログ

    ネタとしては2016年の書籍だけど、人口現象は解決しないと言う前提にたって、国民の論理的または数学的思考が世界トップレベルにあり、完全雇用が実現している今だからこそ、世界に先駆けて、AIの導入やイノベーションができると筆者は解く。
    テレビで子供の教育力の低下や企業の不祥事などを見ているとその様な数値が信用できなくなってしまうけど、人口減少を止められないのであれば、その前提に沿ったシステムを、限りないヒューマンリソースを有効に使わないといけないと言うのは納得できる気がします。

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    2018年10月09日
  • 武器としての人口減社会~国際比較統計でわかる日本の強さ~

    Posted by ブクログ

    データも豊富。人的能力など日本の潜在能力を豊富なデータで実証的に解説しているので、納得感も多い。反面、具体的な政策、方法論に落とし込んでいく部分は、不足している。多くの研究で効果が確実な政策も声のデカイ反対論で足踏みするのか骨抜きになるが現実の世界でもある。
    とりあえす労働市場の流動性は喫緊の課題だろうがそれすら遅々として進まない現実……

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    2017年03月29日
  • 武器としての人口減社会~国際比較統計でわかる日本の強さ~

    Posted by ブクログ

    経済協力開発機構(OECD)の東京センター長らしい。日本では平均的に労働スキルは高いのに活かしきれてないとの論調。欧米では働く女性は子供をベビーシッターに預けてフルタイムで働く。日本では保育園待ち問題でフルタイムは困難。各種のデータでいかにも説得力ありそうだが、何か重要なところが抜け落ちているようにも思える。

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    2019年01月20日

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