作品一覧

  • 震災と死者 ――東日本大震災・関東大震災・濃尾地震
    4.0
    1巻1,705円 (税込)
    東日本大震災から一〇年、死者がどう扱われてきたかはメディアも遠慮がちにしか報じていない。だが未来に向けて、死者をはじめ震災への対応を記録に残さねばならないだろう。本書は、現場で対応に当たった行政担当者や寺院への聞き取り、自治体が発行した記録誌などから東日本大震災の過程を跡づける。さらに関東大震災、濃尾地震に際し政府や社会が死者に対しどう対応してきたかを史料で検証。長年にわたり災害社会史研究に携わってきた歴史学者が、震災と死者の問題を問いなおす。
  • 日本震災史 ──復旧から復興への歩み
    3.5
    1巻990円 (税込)
    度重なる震災は、日本社会をどのようにつくり替えてきたのだろうか。災害の歴史から、救済と支援、復旧・復興の技術的進展に焦点を当て、古代・中世から近代までの象徴的な事例を取り上げて具体的に分析。社会が持つ災害への対応力の歴史的変遷をたどる。東日本大震災の衝撃から立ち直りかけようとする現在の被災地の現実を見据えつつ、災害の社会史研究に長く従事してきた著者ならではの視点から、歴史災害の復旧・復興の歩みと、時代を超えて人々が抱えてきた問題を読み解く。

ユーザーレビュー

  • 日本震災史 ──復旧から復興への歩み

    Posted by ブクログ

    震災史とあるが、富士山の噴火やインフラ整備事業としての印旛沼堀割普請についても触れられている。古代から幕末の地震津波災害の被害と復旧作業が詳しく書かれている。マンパワーが復旧には必要であることを痛感。

    0
    2024年07月11日
  • 震災と死者 ――東日本大震災・関東大震災・濃尾地震

    Posted by ブクログ

    大震災に遭い数多い遺体が火葬出来ない事が起こる。火葬が間に合わない。また、東日本大震災でたくさんの遺体を取り扱わざるを得なかった方々。今に至るまで脳裏から消え去ることのないほどの過酷な体験。先日も未だに大きな余震があった。今後も日本では大きな地震がある確率が高い。今後己が遭う事として捉えなければいけない。

    0
    2021年02月17日
  • 日本震災史 ──復旧から復興への歩み

    Posted by ブクログ

    震災との戦いの歴史。本書では災害そのものに加え、どのように復興施策が行われてきたかが、まとめられている。幕末は自然災害が多い時期で、復興へ向けて多額の資金投入が行われ、財政的に厳しく幕府の力が弱まっている時期だったことが分かる。
    本書から東南海の大きな震災が150~200年周期で発生していることが見て取れる。この休みに、災害対策を家族で話し合おう。

    0
    2017年05月02日

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