あらすじ
度重なる震災は、日本社会をどのようにつくり替えてきたのだろうか。災害の歴史から、救済と支援、復旧・復興の技術的進展に焦点を当て、古代・中世から近代までの象徴的な事例を取り上げて具体的に分析。社会が持つ災害への対応力の歴史的変遷をたどる。東日本大震災の衝撃から立ち直りかけようとする現在の被災地の現実を見据えつつ、災害の社会史研究に長く従事してきた著者ならではの視点から、歴史災害の復旧・復興の歩みと、時代を超えて人々が抱えてきた問題を読み解く。
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Posted by ブクログ
震災史とあるが、富士山の噴火やインフラ整備事業としての印旛沼堀割普請についても触れられている。古代から幕末の地震津波災害の被害と復旧作業が詳しく書かれている。マンパワーが復旧には必要であることを痛感。