高野陽太郎の作品一覧
「高野陽太郎」の「鏡映反転」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「高野陽太郎」の「鏡映反転」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
[くるりんぱの怪]答えを知っているようで知らない、「なぜ鏡の中では左右が反転して見えるのか」という問いを糸口とし、鏡映反転という現象を解明しようと試みた作品。プラトン以来、数多くの哲学者や物理学者が挑んでは破れてきた身近な謎をめぐる科学ミステリーです。著者は、認知科学を専門とし、東京大学大学院で教鞭をとられている高野陽太郎。
まず、鏡をめぐるこの問題に対する明確な解が、未だに存在していないという指摘に驚き。本書の概要を見て「あ、これ絶対に面白いタイプの本でしょ......」と感じて購入したのですが、その第一印象を軽々と超えてくる興味深い議論の数々に、知的好奇心が絶えず興奮と喜びを覚えた読書
Posted by ブクログ
「何故、鏡に映ると反転するのか?」この単純な疑問が過去から現代に至るまで長らく論争を繰り広げており、かつ現時点でもその明確な答えが出ていないことに関して驚きを隠せなかった。しかし、この単純な問題が何故現代に至るまで解かれていないのか、この本を読み進めていくことによってこの問題の奥深さを知ることが出来た。この本の筆者が行きついた答えは、鏡映反転というものは三種類の反転の組み合わせの違いによってもたらされるものであるというかなり斬新なものであった。でも、確かに文字の反転と身体の反転は同じようで違う。そして、最初は疑いの念が強かったこの説も本を読み進めていく上でその通りかもしれないと感じるようになっ
Posted by ブクログ
非常に興味深かった。時間をかけて読むだけのことがある、刺激的な一冊だ。
まず驚くのは、鏡に映ると左右反対になる理由には定説がないと書かれていることだ。そして読み出すと、ページを追いながらずっと、その理由にここまで複雑な説明が必要なのか?という疑問が頭を離れない。これは著者もそう書いているし、おそらく読者の多くが思うことではないだろうか。読み終えて、論理的に、また実証的に説得されながら、それでもなお、もっと単純なことではないのかなあという思いをぬぐい去ることができないのであった。
そもそもわたしは「鏡に映ると左右反対になる」という言明がいまいちしっくりこない。だってそのまま映ってるじゃん。た