クレプトマニアについての書籍だが、ほかの嗜癖や依存症に通ずるところもある。
タイトルにもあるとおり、万引きについて。万引き=窃盗、ではない。万引きは窃盗の一形態であるということ。物や金品を盗む、という点ではおなじなのだが、その動機や衝動もおなじとしてしまうとクレプトマニアの治療も理解も進まない。
...続きを読む摂食障害が万引きと有意な関係があることは広く知られているが、恥ずかしながら金銭的理由が大きいのだろうと思っていた。なにせ、食べては吐くとなると、食費のきりがないわけで、そのように思い込んでいた。それもあるにはあるとのことだが、根幹は違うとの由。
自分も含めて、まわりにクレプトマニアがいるということは、そうそうないだろうが、先に書いたとおり、嗜癖や依存症への対処法としても参考になる部分は多い。
ちなみに本書は左開きで横書きである。内容的にも参考書やガイドラインなどに近い。