広告から確実なレスポンスを得るためのテクニックが掲載された一冊。
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・広告には「イメージ広告」と「レスポンス広告」がある
・知名度の低い企業の商品、知名度の低い商品では、イメージ広告の手法では売上につながらない。
・レスポンス広告で大切なのは「イメージ」でなく、「消費者に必要とされる情報」である
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・レスポンス広告は「結果」「実証」「信頼」「安心」のパーツを組み込むことで力を発揮する。
・有名企業の場合「信頼」と「安心」は、ブランド名やブランドロゴがその役割を果たすため、多くを語る必要がない。
・「新商品登場」「新装開店」「期間限定」などのニュース感を加えることで、より消費者の目を惹くことができる。
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・消費者は「キャッチコピー周り」を見て、その情報が自分にとって必要かどうかを判断するため、
広告の効果はほぼ「キャッチコピー」周りで決定すると言える。
・キャッチコピーは、見る人の欲求を刺激する言葉で「結果」を述べる。
・「結果」よりも「ニュース感」をキャッチコピーにした方が良い場合もある。
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・レスポンスを獲得するために重要な要素は「商品力」「倍体力」「クリエイティブ力」の3つ。
・3つの要素は商品力から順に優先順位があり、逆行している場合には思わしい結果が伴わない。
・消費者がこれまで触れたことの無い「啓蒙」を必要とする商品は、レスポンスの結果を得るのに時間がかかる。
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・将来、確固たるブランドイメージを確立するための広告戦略として、3つのステップがある。
・レスポンス広告、レスポンスブリッジ広告、イメージ広告の順に移行していく。
・化粧品やマンションなど、場合によってはレスポンスブリッジ広告から始める方が望ましい商品もある。
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まとめ(特に学んだポイント)
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・レスポンス広告は「結果」「実証」「信頼」「安心」のパーツを組み込むことで力を発揮する。
・レスポンスを獲得するために重要な要素は「商品力」「倍体力」「クリエイティブ力」の3つ。
・レスポンス広告、レスポンスブリッジ広告、イメージ広告の順に移行していく。
紙媒体の制作でもウェブ制作でも、広告制作に従事する人は一番最初に知っておくべき内容。本文内では具体的なレスポンスを得るためのテクニックから始まっているが、「イメージ広告」と「レスポンス広告」の違いなど、駈け出しデザイナーが勘違いしそうな認識について、分かりやすくその違いが解説されている。ウェブ制作でもコンバージョンアップ施策への応用や、サイトの目的を達成するために必要なコンテンツ設計のヒントになるエッセンスが沢山詰まっている。