木村盛武の作品一覧
「木村盛武」の「慟哭の谷(第7刷)【HOPPAライブラリー】」「あぁ、一兵卒【HOPPAライブラリー】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「木村盛武」の「慟哭の谷(第7刷)【HOPPAライブラリー】」「あぁ、一兵卒【HOPPAライブラリー】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
家の壁からぬっとヒグマが顔を出す。「今晩は。お腹が空いたので
あなたを食べてもいいですか?」「いいえ、私は餌ではありません」
「でも、お腹が空いていて我慢が出来ないんです。カプッ」
こんな悠長な展開ではない。でも、突然、家に乱入して来たヒグマ
に噛みつかれるどころか食われるって。ギャー。
事件が起こったのは大正4年(1915年)12月。場所は北海道の開拓
地である苫前村六線沢。死者8人を出した日本史上最悪の獣害事件。
この事件を題材にしたのが吉村昭『羆嵐』なのだが、元々の資料は
本書の著者が記した『獣害史上最大の惨劇苫前羆事件』である。
林務官として営林所に勤務する傍ら、事件当時の生存
Posted by ブクログ
日本最大の獣害事件と言われる、1915年に北海道苫前村六線沢の開拓小村で起こった「三毛別羆事件」。わずか数日間の間に死者8名を出し、人々を恐怖のどん底に叩き落とした恐ろしい事件である。
が、実は、その詳細が公の場で発表された形跡は極めて少ない。当時、いくつかの新聞がニュースとしてこの事件に言及したが、曖昧な部分が多くあまりハッキリしていない。その後、この事件をもとにした吉村昭の『羆嵐』がメジャーになってしまったため、人々の印象は次第にその小説の内容に移ってしまい、オリジナルとしての事件の詳細はより一層茫漠としたものになってしまった。
この本は、昭和36年に林務官として事件地に赴任した著者が