作品一覧

  • 平成の新語・流行語辞典
    完結
    4.0
    全1巻6,050円 (税込)
    平成の31年間をことばで振り返る辞典。意味、用法、用例だけでなく、時代背景、世相なども盛り込みつつ、初出や造語者なども紹介する。既に死語となったもの、背景が思い出せない語、定着・発展したことばなどを詳しく解説。
  • 俗語発掘記 消えたことば辞典
    -
    1巻1,760円 (税込)
    メッチェン、モダンガール、ニコポン、人三化七、土曜夫人、ヤンエグ、アッシー君……消えて行った日本語=死語、そのなかでも一段品の落ちる単語=俗語ばかりを収録。辞典風に五十音順に並べ、さらに詳細な説明や派生を加えた。俗語研究の第一人者による、ひとつの近代日本史。
  • 手話ということば もう一つの日本の言語
    4.3
    「世界共通ではない」「抽象概念も表せる、文法もある」……。手話は、自然言語としての特徴を備えた、魅力的な「日本のことば」である。ろう者である妻との会話に日々それを使用する著者は、言語学者の立場からそう語る。だが、長年手話は言語としては認められず、単なるジェスチャーなどと侮蔑的に捉えられてきた。同時に、その使い手であるろう者は、情報やコミュニケーションが保障されず、多くの辛酸を嘗めてきた。日本に約17万人いるろう者の人間としての尊厳は、現在も未だ法的に守られる状態には至っていない。本書では、ろう者の歩んできた苦難の歴史と手話の言語的特徴を明示。「手話はろう者の第一言語」という立場から世界の潮流である「手話の公用語化」を訴える。<主な内容>◎ろう者との出会い、手話との出会い ◎ろう者の歴史と生活 ◎手話の歴史と現状 ◎健聴者にとっての手話 ◎手話にまつわるさまざまな誤解 ◎昔の手話、今の手話 ◎手話の公用語化etc.

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ユーザーレビュー

  • 手話ということば もう一つの日本の言語

    Posted by ブクログ

    NHK「みんなの手話」でお馴染み、いつもニコニコ米川先生の著作です。全体的に、読みやすく構成されている上に、内容もとても濃いと思います。あえて別題をつけるとすると、「手話学概論」という感じになるでしょうか。そんな感じで読んでみるといいと思います。

    0
    2009年10月04日
  • 平成の新語・流行語辞典

    Posted by ブクログ

    時代は平成から令和に移り変わってもう3年たつ。早いものだ。平成の新語・流行語を網羅したのが今回の本だ。それだけに索引を含めると678ページの分厚い本だ。





    今の時代なら、テンプラいやコンプラが厳しいのでCMで流せないような言葉もある。例えば、1995年に話題になったCMとして東京ビューティセンター「私、脱いでもスゴいんです」がある。




    状況としては、「就職超氷河期の女子大生へイジワルな質問をする面接官」に対する答えだ。今の時代に流すと炎上祭り絶賛開催中になること間違いなしだ。




    実際にこのようなことを言って座布団1枚ならぬ内定を勝ち取って就職した女子がいるのか気になる。

    0
    2021年10月17日
  • 手話ということば もう一つの日本の言語

    Posted by ブクログ

    副題に「もう一つの日本の言語」とあるように、手話は外国語ではなく遠いところの言語でもなく、日本語と同じように「日本で日本人によって使われている言語」である。日本は日本語だけでなく日本手話も使われている国である、という指摘にハッとさせられた。
    また、「聴覚障害が持つ障害の本質は、聞こえない話せないことによるコミュニケーション・情報障害と対人障害である」と何度も書かれている。聞こえないことそのものではなく、そこから派生する二次的・三次的な障害である。わたしも聴覚障害者の障害を作っている一人なのだと思った。

    0
    2019年06月02日
  • 手話ということば もう一つの日本の言語

    Posted by ブクログ

    大変わかりやすく書かれている。
    歴史・ろう教育・ろう運動・手話通訳など、
    手話を勉強する人は一度は読んでおいたほうがいい本だと思う。
    現在は手話を言語として認識するようになってきている。
    手話学の入口の本だと思う。

    0
    2012年07月14日

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