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Posted by ブクログ
人類が発明ともに突き進む過程をより深く理解できました。長距離走だけが取り柄だったひよわな人類が、火の利用により脳の巨大化に成功し、石刃や弓矢を発明しました。そして、そのうち人類は、植物を品種改良し、動物を飼い慣らすようになり、およそ8000年前から農耕を始めました。人類は、日々の営みの中で生み出された技術や知識、そして思想を、文字を通じて伝達するようになり、やがてそれは、印刷技術と結びつき、科学と人権思想というものに発展しました。産業革命後の人類文明は「発明が発明を呼ぶ」という状態になりました。人類は、わずか数百年ほどで、それまでは想像もできなかった世界を実現しました。それは飢えよりも肥満が社会問題となる世界です。数え切れないほどの人間が、鳥よりも高速で飛び回る世界です。生まれた赤ん坊1000人のうち2人ほどしか死なない世界です。致命的な疫病を、ワクチンで予防できる世界です。すべての子供が教育を受け、地球は太陽の周りを回っていると知っている世界です。すべての大人が読み書きを覚え、四則計算に困らない世界です。地球の裏側と、言葉の壁すら超えてリアルタイムでに会議ができる世界です。ただし、これは個々の人類が他の生き物と比べて「賢い」からではなく、人類全体の集合知を上手く利用できたからなしえたことです。そして現在、人類は自分たちより圧倒的に賢いAIというものを発明しました。AIが人類にとって脅威となるか否かは、今のところ不明です。しかし、もともと人類がそれほど賢くないのであれば、人類よりも圧倒的に賢いAIが存在したとしても、それほど悲観的にとらえなくてもいいのではないかと思いました。
Posted by ブクログ
7つの発明について概観し論じている。読み進めていくと、著者が「AIは敵か?」という問いに答えるべくまとめたものであることが明らかになっていく。
とはいえ、AIの議論抜きにしても、それまでの発明の歴史をよくまとめてあり読み応えがあるし、文章は読みやすいので大いに学びになった。
1章火の発明、2章文明の発明、3章活版印刷の発明、4章科学の発明、5章鉄道の発明、6章コンピューターの発明、7章インターネットの発明、終章AIは敵か?、という構成。
やや細かいところだが、5章冒頭の「世界を変えた印刷物5選」が大変興味深かった。
一冊目『スムマ』。世界初の複式簿記の教科書。それによる商業の発達が株式会社の発展を呼びヨーロッパの覇権に繋がっていく。
二冊目『95ヶ条の論題』。ルターによる(本人の意図せぬ)宗教改革の狼煙。30年戦争を経てウェストファリア条約での「主権国家」の概念に結実。
三冊目ニュートンの『プリンキピア』。コペルニクス、ブラーエ、ケプラー、そしてガリレオとバトンが渡され、禁忌であった地動説が「常識」がとなっていく。そしてニュートンが万有引力の概念で理論化する。プリンキピアはまさにその成果の結実の書。
四冊目『パミラ、あるいは淑徳の報い』。書簡体小説(手紙の形式で書かれた小説)ブームの火付け役。この形態の小説を通じ人々の他者への共感能力が育まれ、残虐な身体刑が減少。さらにはフランス革命の人権宣言に結びつく。
五冊目「種の起源」。ダーウィンの自然選択説が「機械論」(対立する概念は「生気論」。生命には何か超自然的な力が関わっているはずだと言う考え方)を打ち出し、神学を中心に据えた中世に終止符を打った。
多くの発明を概観することで、かなり示唆深い内容。とてもよい一冊。
単なる簿記のマンガではなく
簿記だけでなくて、その周りを取り巻く政治や経済、軍事、法、などを解説してくれるマンガです。非常にためになります。一巻からの王様の成長も!
くっ! 訂正仕訳!
正しい帳簿は、ということで訂正のしかたです。仕訳を間違えた、あるいは勘定科目の「漢字」を間違えたなどの場合どうするのか、という話です。備品の備という漢字の下の部分を冊と誤って覚えていたクラス全員が×をもらいました(横二本、縦一本なので、冊とは違います)。修正液も使いません(検定試験では消ゴムで消しますが)。訂正する場合、文字なら訂正する文字一つに、数字なら全てに、横二重線を引き訂正印を押して、その上に正しい文字、数字を書きます(でも小切手手形は金額を修正したら無効のはず)。仕訳を間違えた場合は修正仕訳します(本書記載の通り)
日本で起きたバブルは、土地が対象でした。土地は値下がりしないという思い込み、そして土地は短期間に増やすことはできない。こうして値上がりを続けました。しかし買い手がつかなくなったら? そして住専破綻、公費投入という事態にまで。
勇者編でステラさんの蛇に噛まれた勇者から毒を吸い出していますが、現代日本ではやらない方が良いようです。蛇の種類を見分け(もし可能ならその蛇を捕獲または殺して持っていく)、早く病院(整形外科)にいった方が良いとのこと。まずは落ち着け、とのことです(納税者が一人減るので、ステラさんが毒まで送り込むとは思えないですが汗)。ところで、漫画家作家の事業税。恐らく「事業の継続が人気に左右される」ため安定した収入が得にくいのが理由だと私は踏んでいますがさて?
余談、「PR」という言葉が出てきます。今だと採用面接で自己紹介+α的なイメージがあるかもしれませんが、本来はマーケティング用語で、「弊社(我が官庁、団体)は、こういうことで社会(Public)につながり(Relations)があります」ということなのです。ですから、テレビなどで「植樹して未来の子供たちへ」というのがこれに当たります。
おまけ漫画のマンドレイクが食用と言うのはあちらの世界の話で、現実の日本では毒性が高く、マンドレイクの根をなすの根と勘違いして接ぎ木したなすを食べて食中毒になった事例もあるそうです。食用、ダメ絶対!