ダン・ジュラフスキーの作品一覧
「ダン・ジュラフスキー」の「ペルシア王は「天ぷら」がお好き?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ダン・ジュラフスキー」の「ペルシア王は「天ぷら」がお好き?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
食べものの語源を調べるだけなら、まあ、割りとよくあることなのではないかと思うけど、この本はスケールが違う。
語源から、異文化交流を重ねてきた人類の、文明の、食への情熱の歴史が、これでもかと綴られる。
メニューを見るだけで、高級レストランかカジュアルレストランかがわかる。
高級レストランはメニュー数が少なく、具体的、かつ、日常であまり使わないような大仰な言いまわしで料理名をつけるので、基本的に長ったらしい。
たいしてカジュアルレストランは、全体的にメニュー数が多く、耳に触りの良い、かつ、抽象的な形容詞で料理を表現する。
そして焼き加減、ソースやドレッシング、サイドメニューなどを客が選べるなど
Posted by ブクログ
今年読んだノンフィクションの中で一番良いと思った。
著者はスタンフォード大の言語学とコンピュータサイエンスの教授。
料理、食材、食品の語源にまつわる考察だけでなく、レストランのメニュー6500件内にある65万種類の料理全てをの価格を調べ、統計的手法で分析した結果、料理の説明に長い単語を使うほど、その料理の値段が高くなることを発見したり、また、語源で言えば、天ぷらがポルトガル語から来たのは割と知られた話であったが、そのルーツが古代ペルシャの王が愛したシクバージという甘酸っぱい牛肉の煮込み料理であり、それがエジプトを経由してヨーロッパに伝わるうちに肉料理から魚料理に変化して、天ぷらやイギリスのフィ