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  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

    いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,122円 (税込)
    いつも時間に追われていて、思うとおりに物事が片付けられない。それなりの収入はあるのに、目の前の出費のために、借金を重ねてしまう。ダイエットをしようとたびたび取り組むけれど、長続きしない。人の気を引こうと熱をもって話しかけるが、いつも相手はつまらなそうなだけ。薬を処方通りキチンと飲まないから、いつまでも治らない。こうした、同じ状態から抜け出せない人は多いですが、じつはこれらはすべて、必ずしもその人の資質によらない、ある共通の要因がもとで起こっていたのです。さまざまなめざましい実験・研究成果を応用し、期待の行動経済学者コンビが初めて世に贈る一冊。

ユーザーレビュー

  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

    Posted by ブクログ


    【感想】
    いつも時間がない、時間がないと思いがちだったけれども、
    時間がないと言う欠乏性に陥っていることに気づかされた。
    特に、身体の疲れにより休息が必要と同じように、精神的にも消耗したときに回復を必要とするというのは心に残った。
    育児はまさにこれ。

    あと、今まで貧困は金銭面しか考えていなかったけれども、
    心理的状況や処理能力まで目を配ると言う事はなかった。これも新発見。

    【心に残ったところ】

    ・ひとつのことに集中するということは、ほかのことをほったらかしにするということ。

    ・欠乏とは、自分の持っているものが必要と感じるものより少ないこと

    ・欠乏は人の心を占拠する

    ・欠乏状態とは、失敗できる余裕がないことだけではく、失敗する場面が多い。

    ・だから、スラックがあることは、豊かさを感じられ、心のぜいたくにも感じる。
    (大きなスーツケースに物を詰める時、トレードオフになっていることにすら気付いていない)


    ・トンネリングは、トンネルの内側のものが鮮明に見えるが、トンネルに入らない周辺のものは何も見えなくなる視野狭窄の状態。

    ・トンネリング(差し迫った欠乏時に起こす。
    例:借金を重ねることなど)を起こし、ほったらかしにし

    ・ジャグリング(緊急の課題を曲芸並みに次々とやりくりすること)によって欠乏の罠に陥る

    ・スラックをもとう(ショックをやわらげるくらい)

    ・本人の意思の問題ではなく、欠乏マインドセットを知り欠乏の罠を避ける方法、やわらげる方法を
    ・ダイエット、孤独感、借金なども欠乏マインドセット


    ・処理能力に負荷がかけられると、衝動抑えるのは難しくなる。
    (控えたいケーキを食べることや、言うつもりのない言葉を口走るなど)

    ・自分が孤独になると思い込んだ人は2倍近くたくさん食べている。
    他には脂っこい食べ物の摂取量がかなり多い。

    ★貧困は物質的は状況に重点が置かれがちだが、心理的状況、処理能力にも目を向ける必要がある
    (よく眠れていない?頭をきちんと働かせるのが難しい?気が散りやすい、動揺しやすい?そんなことが毎日起こる?)



    ・圧倒的に1番多かった答えは時間。(中略)
    もっと自由な時間が欲しいのだ。
    人は身体的に疲れきって休息を必要するのと同じように、精神的にも消耗するので回復する必要がある。
    ところが欠乏が長引くと処理能力の負荷は蓄積されがち。

    0
    2023年12月10日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

    Posted by ブクログ

    「時間がない」「お金がない」などの欠乏(◯◯が足りない)とその影響を解説した本。貧困の解説が多い。欠乏によって頭の中がいつもその事にとらわれ処理能力が低下し、肝心の欠乏を引き起こしている原因を解決するのが難しくなる負のループに入ることが解説されている。時間がない場合は最悪すべてのスケジュールをドタキャンして断ってしまうこともできるが、貧困でお金がない場合は何も手放すことができない。そのため貧困の欠乏の負のループは脱出が難しいという。

    欠乏とそれによる処理能力の低下は新しい視点でとても参考になった。豊かな内に欠乏状態にならないように対処することと、処理能力は筋肉のように疲れると落ちるものであるという点はこれからの生活ですぐに役立てられるところ。

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    2023年07月05日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

    Posted by ブクログ

    経済学者と心理学者が共著した行動経済学の本。
    欠乏は心を占拠し、その対象のことをいつも頭のどこかで考えることになる。心の中の一部が占拠されることで処理能力が落ちる。処理能力が落ちるとへまをする。これは著者によるとバックグラウンドで開いているプログラムのせいで処理速度が落ちたパソコンと同じ状態らしい。
    そして欠乏は新たな欠乏を生み出し、深みにはまっていく。
    その負の連鎖を裁ち切るには「想定外」に対応する時間やお金をあらかじめ「計画内」にいれておくといいらしい。本の中ではこれはスラックという言葉で表現される。

    負の連鎖を人間の意志の力で断ち切るのは難しいので、外的な仕組みを作ることが大切なのだそうだ。

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    2022年06月30日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

    Posted by ブクログ

    トンネリング、ジャグリングはとてもイメージしやすく、自分の感覚が定義された気持ちになった。スラックの重要性を再認識した。手術室の話は調整コストの大きさや負荷の偏りの無駄が認識できた。

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    2019年01月01日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    行動分析学に詳しい方推薦図書。時間がないということに対する思考や行動と、お金がないということに対する思考や行動が似ていることがこの本からもよくわかります。欠乏状態によるメリットやデメリットを考えると、多少集中力がアップすることがあっても、欠乏のままいくのではなく、ゆとりへと捉え方を変えていく方法のほうが、人生や仕事で効果的なことが多いと思います。病院でも、手術室を一部屋あけておくことで、急患の受け入れ、スタッフの余裕、対応の余裕が生まれて業務の効率、売上貢献という成果につながった例など、とても興味深い。

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    2016年06月08日

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