エルダー・シャフィールのレビュー一覧

  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    【感想】
    いつも時間がない、時間がないと思いがちだったけれども、
    時間がないと言う欠乏性に陥っていることに気づかされた。
    特に、身体の疲れにより休息が必要と同じように、精神的にも消耗したときに回復を必要とするというのは心に残った。
    育児はまさにこれ。

    あと、今まで貧困は金銭面しか考えていなかったけれども、
    心理的状況や処理能力まで目を配ると言う事はなかった。これも新発見。

    【心に残ったところ】

    ・ひとつのことに集中するということは、ほかのことをほったらかしにするということ。

    ・欠乏とは、自分の持っているものが必要と感じるものより少ないこと

    ・欠乏は人の心を占拠する

    ・欠乏状態とは、失敗できる余裕がないことだけではく、失敗する場面が多い。

    ・だから、スラックがあることは、豊かさを感じられ、心のぜいたくにも感じる。
    (大きなスーツケースに物を詰める時、トレードオフになっていることにすら気付いていない)


    ・トンネリングは、トンネルの内側のものが鮮明に見えるが、トンネルに入らない周辺のものは何も見えなくなる視野狭窄の状態。

    ・トンネリング(差し迫った欠乏時に起こす。
    例:借金を重ねることなど)を起こし、ほったらかしにし

    ・ジャグリング(緊急の課題を曲芸並みに次々とやりくりすること)によって欠乏の罠に陥る

    ・スラックをもとう(ショックをやわらげるくらい)

    ・本人の意思の問題ではなく、欠乏マインドセットを知り欠乏の罠を避ける方法、やわらげる方法を
    ・ダイエット、孤独感、借金なども欠乏マインドセット


    ・処理能力に負荷がかけられると、衝動抑えるのは難しくなる。
    (控えたいケーキを食べることや、言うつもりのない言葉を口走るなど)

    ・自分が孤独になると思い込んだ人は2倍近くたくさん食べている。
    他には脂っこい食べ物の摂取量がかなり多い。

    ★貧困は物質的は状況に重点が置かれがちだが、心理的状況、処理能力にも目を向ける必要がある
    (よく眠れていない?頭をきちんと働かせるのが難しい?気が散りやすい、動揺しやすい?そんなことが毎日起こる?)



    ・圧倒的に1番多かった答えは時間。(中略)
    もっと自由な時間が欲しいのだ。
    人は身体的に疲れきって休息を必要するのと同じように、精神的にも消耗するので回復する必要がある。
    ところが欠乏が長引くと処理能力の負荷は蓄積されがち。

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    2023年12月10日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    「時間がない」「お金がない」などの欠乏(◯◯が足りない)とその影響を解説した本。貧困の解説が多い。欠乏によって頭の中がいつもその事にとらわれ処理能力が低下し、肝心の欠乏を引き起こしている原因を解決するのが難しくなる負のループに入ることが解説されている。時間がない場合は最悪すべてのスケジュールをドタキャンして断ってしまうこともできるが、貧困でお金がない場合は何も手放すことができない。そのため貧困の欠乏の負のループは脱出が難しいという。

    欠乏とそれによる処理能力の低下は新しい視点でとても参考になった。豊かな内に欠乏状態にならないように対処することと、処理能力は筋肉のように疲れると落ちるものであるという点はこれからの生活ですぐに役立てられるところ。

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    2023年07月05日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    経済学者と心理学者が共著した行動経済学の本。
    欠乏は心を占拠し、その対象のことをいつも頭のどこかで考えることになる。心の中の一部が占拠されることで処理能力が落ちる。処理能力が落ちるとへまをする。これは著者によるとバックグラウンドで開いているプログラムのせいで処理速度が落ちたパソコンと同じ状態らしい。
    そして欠乏は新たな欠乏を生み出し、深みにはまっていく。
    その負の連鎖を裁ち切るには「想定外」に対応する時間やお金をあらかじめ「計画内」にいれておくといいらしい。本の中ではこれはスラックという言葉で表現される。

    負の連鎖を人間の意志の力で断ち切るのは難しいので、外的な仕組みを作ることが大切なのだそうだ。

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    2022年06月30日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    トンネリング、ジャグリングはとてもイメージしやすく、自分の感覚が定義された気持ちになった。スラックの重要性を再認識した。手術室の話は調整コストの大きさや負荷の偏りの無駄が認識できた。

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    2019年01月01日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    行動分析学に詳しい方推薦図書。時間がないということに対する思考や行動と、お金がないということに対する思考や行動が似ていることがこの本からもよくわかります。欠乏状態によるメリットやデメリットを考えると、多少集中力がアップすることがあっても、欠乏のままいくのではなく、ゆとりへと捉え方を変えていく方法のほうが、人生や仕事で効果的なことが多いと思います。病院でも、手術室を一部屋あけておくことで、急患の受け入れ、スタッフの余裕、対応の余裕が生まれて業務の効率、売上貢献という成果につながった例など、とても興味深い。

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    2016年06月08日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    時間的、金銭的な欠乏状態になると、トンネリング効果で色々なものが見えなくなる。それに陥らないためには、余裕が必要なんだけど、余裕があるときに対策を打っておかないとダメ、と。
    また、処理能力は一日の中でも波があるので、スケジュールはそれも考慮に入れて立てていくことが重要である、と。

    この本は、適当なタイミングで読み返したりしてみたい。

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    2015年07月15日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    おすすめ。「欠乏」という状態について「トンネリング」「ジャグリング」「スラック」などをキーワードを基に、どのようにして起こり、どんな負の影響があるかを解説。スラックの重要性がよく分かる内容。汎用性のある内容で、一度は読む価値は間違いなくある

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    2015年04月06日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    久しぶりに行動経済学ものでおもしろいやつ。不足や欠乏は頭を悪くする(部分的には頭よくする)。読んでて気分悪くなった。生活上にも、道徳やら貧困やらを考える上にもとても重要な本。

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    2021年01月05日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    お金や時間がない欠乏状態は、無意識のうちに人間の処理能力を奪っていると言う事実に驚かされた。
    この本はまさにこの1つの大きな事実をたくさんの事例と共に詳しく説明しているものであり、少し冗長的であるかもしれない。ただ、この1つの事実が様々なことに繋がっていくところがとても面白い。
    結論に書かれているが、まず欠乏とは豊かさのときに土台が作られる。そして、スラックがなくなると突然現れるショックにより欠乏が訪れる。欠乏状態になってしまうと、人はトンネリングを起こし、大事なこと以外が見えなくなり、かつ処理能力が落ち、ジャグリング状態となって、欠乏の罠に陥る。
    こうならないためには、豊かさのあるうちにスラックを維持し、できないのであればそうできるように仕組み化する。何より、人はゲームのMPのように処理能力が常に変化していることを意識して、その量と使うタイミングを考慮することが大切である。
    仕事にもプライベートにも使える非常に有益な本であった。

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    2025年09月15日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    いつも「時間がない」あなたに/センディル・ムッライナタン、エルダー・シャフィール
    
    最近、仕事が多忙になってきて、あー、忙しいなぁ、時間が足りないなぁと思っていたところ、この心理状況のプロコンって何だろう?と思い、手に取った本。
    
    この本は様々な実験から、時間のみならず、金銭面でも、人が欠乏を感じた時の心理的影響と生産性の変化を分かりやすく教えてくれる。
    
    この本のキーワードは、"スラック"、"トンネリング"、"ジャグリング"である。
    スラックとは、余裕があることを指す。大きな旅行カバンだったら、必需品以外も入れることができ、お土産用のスペースができるかもしれない。これがスラック。
    トンネリングとは、トンネルに入ると抜けた出口から入る光が見え、それ以外は真っ暗で見えない。人は予定が詰まっている時、急用に追われている時、目の前のタスクにしか目にいかず、他の要素は見えなくなる。この状況をトンネリングと呼ぶ。
    ジャグリングは忙しい人は一つタスクが完了したとしても、すぐ次の急を要するにタスクを処理しなければならず、急用の連鎖を意味する。
    
    どんな人も逼迫する状況では、トンネリングが発生する。重要な要件があっても先延ばししていると、目の前のタスクが終わったら、その重要な案件の締め切りが来る。ジャグリングが発生する。
    これを防ぐためにはスラックが重要である。
    
    スラックを作ることで効率的になった事例、研究結果がとても面白かった。

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    2020年12月12日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    ・欠乏(scarcity)は短期的な集中力を得るが、その他に関する処理能力は下がる。
    ・(時間・お金・人間関係に)裕福な人間は欠乏による影響を受けないため、貧困な人間個人の能力が低いと錯覚してしまうが、環境が処理能力の低下を引き起こしている。
    ・本の内容は重複が多いので、4割コンパクトにできてれば★5だった。

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    2016年06月19日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    仕事やトレーニング、自分に課したタスクなど、その通り事項できないことが多いだけでなく、いつも「忙しい」のはなぜか。どうしたら余裕を持ってことに当たれるのか。そのものズバリの解決策が示されているわけではないが、そうなる原因について多くの示唆があり、参考になった。やはり全体の20%程度の「空き時間」が重要なようだ。「トンネルの外を見る」「雪と牛乳を示さない」「時間ではなく処理能力と認知能力」「変化を認知するのはいつも30分の1」「豊かな時に時間を貯金する」

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    2016年06月20日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    確かに仕事を後回しにして、仕事が回らなくなることがよくある!前倒しでやれば良いのは分かっているが、実際には難しい。何か気掛かりな事があると、色々な事の処理が進まないし、精神的に疲れる。これが、貧困から抜け出せない大きな原因だとは驚きだ!

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    2016年03月14日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    欠乏は、お金であろうと時間であろうと食糧であろうと欠乏したものへの集中力の向上を生みだすとともにそれ以外のことの処理能力の低下を生みだす。トンねリング効果。
    欠乏への対処、欠乏を起こさないように豊かなときに取り分けておく仕組みを作る。
    欠乏とともに処理能力の低下を計画の際に考慮する。メールチェックを先にしない。処理能力の高い状態を割り振るべきタスクを選択する。

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    2015年08月07日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    「写真を撮るというのはフレームに入れるということで、フレームに入れるということは締め出すということだ」

    欠乏が及ぼす効果について書かれている本。時間が足りないという人は、時間を手に入れても結局時間が足りないという。欠乏状態では集中力が高まる。しかし、それ以外のものが見えない。そして、短期的なものしか見えず、将来のコストは無視される。よって、欠乏のスパイラルにはまってしまう。お金がない人は、保険が必要でも入らない。そして、保険がないためにさらなる出費が必要になる。ここで、保険に入る費用はさらに捻出されなくなる。

    本書では、足りない状態にいる人々が負の連鎖にはまる姿が多く紹介されている。

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    2015年04月20日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    人は、足りないと感じているものに心を奪われてしまう。他のものが目に入らなくなる。処理能力が低くなる。

    人間関係の失敗は、そこに起因するように思える。

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    2015年04月10日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    「欠乏は人の注意を占領し、それが限定的な強みをもたらすが、その他の能力が低下する」

    例えば、金銭的に貧しい人は、いつもお金のことに心が奪われていて、お金を得る方法につながることには躍起になるが、心に余裕がないため、良い親になりにくいなど、他の大事なことが疎かになるらしい。

    欠乏のせいで、他のもっと重要かもしれないことをトンネルの外に追い出してしまうことをトンネリングというが、私も、時間が足りないという欠乏のせいで、しょっちゅうトンネリングに陥っている。

    トンネリングに対処すべく、スラックという余裕をトンネリングに陥っていない時に意識的に作っていく備えが大切だそうだ。

    私の場合、トンネリングになって、子供との時間を犠牲にすることがあるのだが、あらかじめ週一回は親子活動をする時間を予定に組み込んでおくとか、月一回親子で、料理や掃除をする日を確保しておく。
    心がけなくてもよい行いができるように
    あらかじめスラックを準備しておくことが大切だと分かった。

    時間がない私の問題点を解決してくれる画期的な方法が見つかったわけでは無いが、欠乏の恐ろしさが経済学的な視点で分かり、知見が深まった気がした。心理学などでよく用いられている言葉についても、その現象や効能が具体例とともによく説明されていてとてもわかりやすかった。

    欠乏の仕組みを理解し、欠乏とうまく共存するために、とても役立つ本だ。
    とにかく、スラックをいかにして作るかということを意識して、日常の生活を振り返ってみたい。

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    2024年10月29日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    橘玲の推薦本。
    読んで改めて、余裕(ゆとり)が大事だと思った。

    常に忙しく、コップの水がいっぱいの場合は新しい水を入れることが出来ず、入っている水を捨ててから入れるしかない。
    切羽詰まった状況だと目先のことしか見えず、大切なことを見落としてしまう可能性がある。

    心に余裕をもつ生活が大切だと思った

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    2022年09月28日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    トンネリングすると集中できるメカニズムは確かに納得。家で捗らないレポート作成が、スタバでは不思議に捗るのも、こういうことかと。あとはスラックの大事さ。時間的・空間的な遊びが無いと、却って非効率になる。

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    2018年10月24日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    行動経済学
    欠乏は心を占拠する。トンネル効果。ニュールック心理学。
    研究の種となる話題が多かった。購入しよう。

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    2019年04月27日