ユーザーレビュー 2030年のIoT 桑津浩太郎 入門書よりも細かいところまで書いてある。 事例も豊富。 ■事例 エネルギー、装置、作業用機械などはメンテ活用中心 自動車は自動運転や走行データ活用(マーケ、社会課題、保険)など広い ヘルスケアは大きい。個人のモニタリング、電子カルテ、遠隔医療、介護の見守り、、、 体重は健康測定に効果あるけど急変...続きを読む動少ないので測定のモチベーション保つの少し大変 領域によってビジネスモデル全然違う、参入リスクの低い健康管理は費用対効果高いサービスなかなか提供できない。測定も楽しくない。 一次産業はモニタリング系。高齢化で導入大変なとこも多い ペット。犬猫は場所把握、温度が大切な爬虫類や魚は温度測定。測定装置を体にどうつけるかが課題 小売はほぼシステム化されている。、残りは無人レジや店内導線測定だが導入コスト高い 前科者監視、技術的には用意だが人権的にどうか 屋外系はバッテリーが課題。 ■ビジネスモデル 言語差文化差が、すくないのでグローバル競争に。 一次産業は田舎で営業が大変。そのうえ規模が小さめ 今成立してるのは、高単価少量のものの監視が多い。大型機械・装置・乗り物 中単価中量になると、デバイスや通信の負担が一気に増しベンチャーは参入しにくい。 IoTは導入普及に時間はかかるだろう。なのでやはり大手有利 生産系はかなり進んでるので次は販売後のデータ活用 IT系と都市開発系の時間感覚の違い 行政は縦割りだがIoTはそれらを、横につないだときが最大効果 自治体主導のものも期待 保守して長持ちや電力削減によって逆に利益下がらないよう、補助金も検討 Posted by ブクログ 2030年のIoT 桑津浩太郎 いくつか読んだIoT書籍の中でもIoTビジネスの展開について特に厳しいコメントが書かれている。ICTとの違いからネットワークやシステムの多様性や必ずしも高価格、高機能なモノが必要とは限らないことより薄利多売となってしまう一方で管理対象が多岐に渡り業種も幅広くなってしまうこと、人命等に関わる場合のリス...続きを読むクの高さ、遠方、地方のアクセスの悪い顧客が多いこと、普及までに時間が掛かることなどが挙げられており、ベンチャーにとっても大企業にとっても難しい領域となっている。 Posted by ブクログ 2030年のIoT 桑津浩太郎 現状と未来、各業種業態での状況をわかりやすくまとめている一冊。 しかし、ヘルスケア領域に於いては、「楽しさ」も必要なのか?! Posted by ブクログ 2030年のIoT 桑津浩太郎 NRI編。 M2Mと呼ばれていた時代から、現在バズワードとなったIoTをとりまく環境まで 丁寧に骨太に解説。 以下、印象深いワードを適当に列挙 「センサー繋げばバラ色の未来」ではないことを、複数の具体的課題を挙げつつ説明。一方で日本の高い公共性はIoT普及にメリットとも。 実現済み事例として、コマツ...続きを読む、電力・ガス、ホームセキュリティ、プリンタ等。 今後の自動運転等も言及。 ヘルスケアは「利用者が面白くない」「医療は制度面のハードルが高い」 親和性の高さとビジネスとしておいしいかは別。 IoTはこれまでのICTと違い、長期スパンでの視点が必要。 それゆえベンチャーは単独では勝ちにくい。 そもそもIoTは提供者より利用者が幸せになる仕組み。 国家的な舵取りが必要か。 電力会社などはIoTにより短期的に収益が落ちる。 全体最適をどこまで考えられるか。 欧州は植民地支配の歴史から一日の長あり。 Posted by ブクログ 2030年のIoT 桑津浩太郎 良くも悪くも総研的な内容である。2016年のIoTビジネスの現状を概観するには適した書籍。規格標準化動向の箇所はさすが餅屋といった印象。 しかしこの線形で2030年を捉えられるのか?というと非常に疑問。IoTが世界的トレンドである以上、産業別IoTの動向の短絡的視点に意義があるのか、M2Mの代表格...続きを読むである自動販売機の事例を敢えて取り上げる必要があったのか、など未来に対する知見を望む読者には物足りない一冊となってしまっている。 Posted by ブクログ 桑津浩太郎のレビューをもっと見る