作品一覧

  • 教養としての「金融&ファイナンス」大全
    4.3
    1巻2,750円 (税込)
    通貨、金利、キャッシュフロー、為替、投資の指標、金融政策と規制、デリバティブやフィンテックといった技術革新など、金融のしくみからコーポレート・ファイナンスの領域まで幅広く学べる一冊。難解な数式などを極力使わず、しかも著者の銀行マン&証券アナリストとしての経験に基づく裏話などをコラムとして豊富に盛り込んでおり、数学や統計学の詳しい知識がなくても面白く読めます。
  • 消える地銀 生き残る地銀
    3.3
    1巻1,760円 (税込)
    収益低迷に苦しんでいた地銀に、コロナショックが追い打ちをかける。生き残りを賭けて提携する各社、「第4のメガバンク」を掲げて動き出したSBI。今後の再編予想を、トップアナリストが大胆に行う。地銀64行の格付けも必見! 金融業界、就活生、投資家の必読書。
  • 成長神話という煩悩からいかにして金融は解脱すべきか
    3.0
    1巻2,200円 (税込)
    金融業界でフロントランナーとして活躍したトップアナリスト*が、仏教の世界観から提言する、持続可能な経済・社会のかたちとは。 *11年連続日経アナリストランキング第1位、10年連続Institutional Investor誌1位(それぞれ銀行部門) 現在のライフスタイルを維持するには、2030年には「地球が2個必要」であるという事実から、目をそむけてはいけない! 「経済成長は正義」という価値観は、目に見えて終わりを迎えているのだ。 かつてドイツの経済学者シューマッハーは「仏教経済学」を提唱し、『スモール イズ ビューティフル』をベストセラーにした。 同様に本書は、仏教の考え方を金融に活かし、経済を破壊した金融に、経済を正しく導く役割を担わせる。 「欲しがる」行動をやめようとしない経済を、「正しく生きる」美徳界に解脱させることで、持続可能な世界のかたちを考える。
  • 大解剖 日本郵政株
    -
    「郵政祭り」と市場で、騒動となった日本郵政3社の株式上場――。知名度の高さから初値は売り出し価格を3社とも大きく上回った。上々の船出となった日本郵政3社株を買い損ねた人、これから投資しようとする人は必読です。株式投資の側面から日本郵政を大解剖しました。  本書は週刊エコノミスト2015年10月20日号で掲載された特集「大解剖 日本郵政株」の記事を電子書籍にしたものです。 目 次: はじめに ・前代未聞の官民総力「上場」 失敗許されぬ政府の皮算用    株主優待 「特産品」や郵便はがき!? ・Q&Aでゼロから分かる 日本郵政株の基礎知識 ・民営化の総仕上げ NTTの二の舞いにはならない ・ゆうちょ銀行の収益力 アベノミクスに左右される ・匿名座談会 金融のプロたちのホンネ 「日本郵政3社株」の実力 ・徹底分析 「財務力・稼ぎ力」 金融2社に収益依存の日本郵政 日本郵便の採算性向上が急務    株価を評価する「指標」 PERとPBR、配当利回り ・日本郵政グループ上場で、狙い目の有望株    日本郵政 郵便事業の投資で特需    ゆうちょ銀行 地銀との提携で新システムも    かんぽ生命 「かんぽの宿」は魅力十分
  • 教養としての「金融&ファイナンス」大全

    Posted by ブクログ

    10年ぐらい前に証券アナリストをしていた人なら著者を知らない人はいないと思う。
    銀行セクターのトップアナリストでいらっしゃった。

    この本を表現するなら、
    自分が大学でファイナンスの授業を担当するなら教科書にしたい
    本。

    ファイナンスの教科書はこの本で言うならPart2以降にフォーカスされがちだけど、実はPart1がこの本のいいところだと思う。
    通貨、金融機関、金融システムの古から現代にかけてを丁寧に記述している。

    メガバンクがもと何だったかわからない人、例えばかつての勧業角丸証券が今何になっているか知らない人、多分いると思う。
    そんなことは知らなくても困らないけど、この辺りは読み物として

    0
    2022年08月21日
  • 教養としての「金融&ファイナンス」大全

    Posted by ブクログ

    内定先からの課題図書。

    結構な幅のレベルの層をカバーできる書籍であると思う。そういう本は、そう多くないと思う。
    当初予想していた(表紙の感じ)よりは随分骨太であり、章立ても分かりやすく整理されており、非常に読みやすかった。

    これまで、分かっているようで分かっていなかった、金融についての網羅的な知識を補強することができた。

    そして、各所に筆者の知的好奇心(金融、ファイナンスへの愛着)が伺えたのも良かった。読んでいると、いつかエコノミストとして生きてみたいな、なんて思わせてくれた本。

    0
    2023年11月30日
  • 消える地銀 生き残る地銀

    Posted by ブクログ

    地銀の置かれている状況および現在に至るまでの経緯が理解できる。リーマンショックやコロナに日本の金融機関が耐えられたのは、20世紀末の金融危機を経て、小泉・竹中構造改革による公的資金投入、自己査定・貸倒引当金の導入、および時価会計の導入で財務諸表をきれいにしてきたことが大きかった。一方で、地銀の収益源は縮小の一途であり、結果貸出先を失って資金利益に頼るようになる。そうなると市場が荒れると収益源を失い、赤字転落するリスクがある。
    そうならないために、いわゆる業務純益を上げるための取り組みが必要で、それは徹底的なコスト削減であり、地元企業への資金繰り支援である。コスト削減の方法は地銀間の統合・連携に

    0
    2022年11月21日
  • 教養としての「金融&ファイナンス」大全

    Posted by ブクログ

    専業トレーダーになる前はノンバンク、銀行と経験してきた。
    やはり金融やファイナンスの世界はものすごく広大で、学ぶべき知識も本当に多種多様。
    それに現在進行形で中身がブラッシュアップし続けているという果てのない世界。

    そうした中で基礎知識を整理する、そして現時点での金融・ファイナンスの現状を把握する上では非常に役に立つ書籍だと思う。

    0
    2022年07月30日
  • 消える地銀 生き残る地銀

    Posted by ブクログ

    「地銀がやばい」というのは色々なところで見聞きしていたが、具体的なことは知らないため、読んでみようと思い手に取った。かなり網羅的に分析されている印象を受け、地銀全体が置かれている状況の理解度は上がったと感じた。「地銀」ですべての銀行をひと括りにしてはいけないと感じた。各行が置かれている状況により、取るべき戦略も変わるし、その戦略の実行力により、環境に適応できるのか、淘汰されるのか、結果が二分されるのであろう。とはいえ地銀全体として、市場環境が厳しいことは間違いないのだろうなと改めて感じた。

    0
    2022年07月12日

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