あらすじ
通貨、金利、キャッシュフロー、為替、投資の指標、金融政策と規制、デリバティブやフィンテックといった技術革新など、金融のしくみからコーポレート・ファイナンスの領域まで幅広く学べる一冊。難解な数式などを極力使わず、しかも著者の銀行マン&証券アナリストとしての経験に基づく裏話などをコラムとして豊富に盛り込んでおり、数学や統計学の詳しい知識がなくても面白く読めます。
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Posted by ブクログ
分厚い本ですが一気読みしました。金融関係の本は、国債で日本の経済を読み解くもの、コーポレートファイナンスに着目した入門書、中央銀行視点での政策実録 を読んでいたのですがそれぞれ難しさがあり、体感理解60%でした。
横串で解説して欲しいな、しかし投資初心者向け!デリバティブはやめとけ!というリテール向けのものでは実務に繋がらず味気ないなと思っていた折、この本に出会いました。
一章一章の長さがちょうど集中力が保つ長さ
入り口が身近なのに妥協しない深さである点(PayPayマネーライトについてスポットを当てて主張を伝えているなど 気になってたのによく分かってなかった)
専門書だと踏み込みにくいところに意見を持ってくれる点(@@という制度は何業界に優しいものなように見える)
財務担当として賛辞しか出ない本です。
Posted by ブクログ
たいへん素晴らしい本。
タイトルどおり金融やファイナンスの分野を、網羅的にやさしく分かりやすく、だけど簡単すぎない絶妙なバランスで書かれていると感じます。
金融とは?通貨とは?のような基本に始まって、金融市場、金融機関、金融政策、金利、外国為替、株式、債券、ポートフォリオ理論、先物やオプション、BS/PLなど、本当に幅広い内容で、ひとつひとつの解説がとても丁寧。
辞書のように手元に置いておきたい一冊。
Posted by ブクログ
10年ぐらい前に証券アナリストをしていた人なら著者を知らない人はいないと思う。
銀行セクターのトップアナリストでいらっしゃった。
この本を表現するなら、
自分が大学でファイナンスの授業を担当するなら教科書にしたい
本。
ファイナンスの教科書はこの本で言うならPart2以降にフォーカスされがちだけど、実はPart1がこの本のいいところだと思う。
通貨、金融機関、金融システムの古から現代にかけてを丁寧に記述している。
メガバンクがもと何だったかわからない人、例えばかつての勧業角丸証券が今何になっているか知らない人、多分いると思う。
そんなことは知らなくても困らないけど、この辺りは読み物として面白い。
Part2以降はオーソドックスなファイナンスの教科書に近いけど、数式を可能な限り省く努力をしていて、なおかつ必要ならば巻末を見てねという配慮がある。
全部を通して読む必要はない。
だけど、手元に1冊あれば、何かとちょくちょく参照しやすくて便利ではないかと思った。
Posted by ブクログ
内定先からの課題図書。
結構な幅のレベルの層をカバーできる書籍であると思う。そういう本は、そう多くないと思う。
当初予想していた(表紙の感じ)よりは随分骨太であり、章立ても分かりやすく整理されており、非常に読みやすかった。
これまで、分かっているようで分かっていなかった、金融についての網羅的な知識を補強することができた。
そして、各所に筆者の知的好奇心(金融、ファイナンスへの愛着)が伺えたのも良かった。読んでいると、いつかエコノミストとして生きてみたいな、なんて思わせてくれた本。