アダーナン・フィンの作品一覧
「アダーナン・フィン」の「駅伝マン 日本を走ったイギリス人」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「アダーナン・フィン」の「駅伝マン 日本を走ったイギリス人」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
アフリカ勢が上位を独占するランニングで、日本人だけは少なくとも戦いを挑もうとしている。なぜ日本人はそんなに長距離レースへの思いが強いのかに興味を持ったイギリス人ジャーナリストによる、半年間の日本滞在ルポ。
立命館大学の駅伝部、日清食品の駅伝部、比叡山の千日回峰行を終えた僧侶への取材、そして自らもランニングクラブに入り、レースに出場する。こうした取材を通して、日本人にとってランニングは武道などに近い精神的な意味合いが強いことを身をもって学んでいく。さらには大学、実業団の選手との交流を通して、ロードだけでの、しかも昔ながらの体育会的練習によるケガ、モチベーションの低下という問題や、駅伝の功罪につい
Posted by ブクログ
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新刊書から選んだ一冊。
我々日本人は「マラソンが弱くなった」と嘆いていますが、
世界から見ると、そうは言えないらしい。
ランニングクラブに属し、オリンピックの選手にこそ
慣れないものの、そこそこの記録を持ち、
マラソンを愛する著者は走るライター。
(イギリスの新聞「ガーディアン」編集者兼フリーランスのジャーナリスト。)
世界中の大規模なロードレース、優勝者は
ケニア人かエチオピア人の超高速ランナーたち。
誰もがその牙城を崩せない。
本の著作中2013年当時、最新版世界の男子マラソンの
100傑のうち、アフリカ出身者以外は6人のみで、
そのうち5人が日本人。
女子マラソン100
Posted by ブクログ
イギリス人から見た日本におけるスポーツの立ち位置、在り方を通じて日本人論としても読める一冊。学生やアマチュアにおいてはスポーツとは人間形成の一環であり、努力、忍耐が必要とされ、和を尊び「チームの為に」目標とする箱根駅伝で燃え尽きる長距離ランナーの現状。
なぜ日本でここまで駅伝人気があるのか、半年間の日本滞在でよく考察されていて非常に面白かった。
駒澤大学の大八木監督も登場するが、駅伝名物「男だろー!」の発破は西洋人から見ると翻訳できない日本独特の観念だろう。
この本が書かれた2014年からは科学的根拠に基づいたトレーニングや調整方法が取り入れられ変わってきている部分も多いけど、スポーツとは愉し
Posted by ブクログ
広島県三原市 冷たい手を掖に挟み、校舎の壁際で時間を潰しているよりはずっと愉しそうだった。 参加者としてではなく、見学者としてレースを見ていると、いつも同じ思いが頭をよぎる。何故、自分は参加していないんだろう? 誰もその牙城を崩し崩すことことは出来ない 上尾シティハーフマラソン 拙速な判断は避けたかったが 世界で最も深いバイカル湖の湖畔に坐ってアイスクリームを崩し食べたり ウラジオストク到着時間までのカウントダウンが始まっていた 未知の場所を探索する方法としてランニングを愉しんだものだ どんな事にも効果覿面だと話す彼は うやうや恭しくお辞儀し 促した 夜のしじまが一層増した気がした すうけい崇