AKB48のヒットの理由を、マーケティング理論から分析をしている。AKB48の「経済学」が経済学の視点から分析しているのに対して、より身近な経営学の視点なので、分析は比較的よくわかった。
具体的には、商品戦略、普及戦略、市場戦略、プロモーション戦略、最後に秋元康が考えている戦略とは何かという5点か
...続きを読むら分析している。
感想としては、確かにあとから考えれば、いろいろな理論も後づけできるが、きっと現場では余裕もなく、必死にやっている間に、経営学の理論にそったことをやっていた感じが強いのではないだろうか。でも、本にすると考えがあってやっているように見えるが、その実偶然なことも多い。
経営学の理論の基本は、経営がうまくいったらそのことを事例研究することで、それを理論化することが多いが、この本はうまくいった事例を後から理論で説明しているように感じた。読んでもよいが、ものすごく新しくためになるわけではないのが☆4つ。