作品一覧

  • ゲノムサイエンス ゲノム解読から生命システムの解明へ
    3.7
    1巻1,034円 (税込)
    ポストシーケンス時代のゲノム科学。ヒトゲノムの完全解読に成功したゲノム科学は、生命システムの解明という壮大な目標を掲げて新たなるステージに進みつつある。ゲノム解読によって、何がわかり、どんな課題が残されたのか? 日本のゲノム研究を牽引してきた第一人者がヒトゲノム計画を総括するとともに、1000ドルゲノムプロジェクト、メタゲノム解析などの、新しいゲノム科学の未来を展望する。(ブルーバックス・2007年5月刊)

ユーザーレビュー

  • ゲノムサイエンス ゲノム解読から生命システムの解明へ

    Posted by ブクログ

    名前は知っているが全体像がわかりにくい「ヒトゲノム」について、丹念に解説した本。

    2部にわかれており、1部(1~4章)では、生化学から分子生物学の流れから、私企業と解析競争の中で、国際チームがヒトゲノムを解析しているところは非常に面白い。

    2部は、ヒトゲノムの利用や今後についての話になるが、生物学の基礎知識がないためか分かりづらかった。基本的な知識がある人であれば、きっと楽しいだろうなと思ったので、興味がある人は読んでみては。

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    2012年10月28日
  • ゲノムサイエンス ゲノム解読から生命システムの解明へ

    Posted by ブクログ

    前半は分子生物学のイントロのようでやや退屈だが、中盤以降俄然面白くなる。ヒトゲノム計画が完了して生物学が帰納的なものから演繹的なものになった、という意見はそのとおりかも。木村資生の中立説というのは、中立的な変異が集団の中に固定していく速度が一定であるということで、これを理論的な裏付けとして分子時計の概念が成り立っている。染色体では一年あたり3塩基ほどの変異が蓄積されてゆくが、これは30億塩基対の中ではごくごく一部であるため、もっと変異が蓄積しやすいミトコンドリア(エラー修正機構がないためゲノムの10倍のスピードで変わってゆく)がよく用いられる。変異には、塩基配列が置換されても同じアミノ酸をコー

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    2011年08月07日
  • ゲノムサイエンス ゲノム解読から生命システムの解明へ

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    ヒトゲノムの完全解読に成功したゲノム科学は、生命システムの解明という壮大な目標を掲げて新たなるステージに進みつつある。
    ゲノム解読によって、何がわかり、どんな課題が残されたのか?
    日本のゲノム研究を牽引してきた第一人者がヒトゲノム計画を総括するとともに、1000ドルゲノムプロジェクト、メタゲノム解析などの、新しいゲノム科学の未来を展望する。

    [ 目次 ]
    第1部 二重らせんからヒトゲノム完全解読まで(ゲノムサイエンスの夜明け ヒトゲノム計画始動する そして、ヒトゲノム完全解読へ 浮かび上がってきたヒトゲノムの姿)
    第2部 ポストシーケンスの時代(疾患遺伝子を追いつめる 転写制御

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    2010年05月21日

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