小泉文夫の作品一覧

「小泉文夫」の「日本の音」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 日本の音
    4.7
    1巻1,056円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「日本音楽は世界のなかで孤立した特殊な音楽ではない…」日本音楽を民族音楽の一つとしてとらえ、その普遍的な表現力や特殊性を明らかにし、日本楽器の源流、そして古典邦楽から現代邦楽の世界へといざなう。

ユーザーレビュー

  • 日本の音

    Posted by ブクログ

    読み返すたびに、
    あゝ このことだったのか、
    を再発見させてもらえる
    極上の一冊です。
    その時には スルーしていたところが
    おっ これっ!
    と読み取れた時の快感はたまりません。

    それにしても
    私たち(日本人)は特殊な音楽環境に
    置かれてしまっているのだ
    をちゃんと心得ていることは
    ほんとうに大切だと思います

    ご逝去されて
    来年で生誕百年になるとのこと
    小泉文夫さんがおっしゃっておられた
    音楽への教えはますます現実味を
    帯びて来たように思えます

    0
    2025年06月13日
  • 日本の音

    Posted by ブクログ

    日本語を母国語に持ち、日本列島に生まれ育った自分が、音楽について考えるにあたって、限りなく視野を広げてくれた一冊。食生活や生活環境、その土地の風土、言葉など、人が生きるにあたって身の回りにあるものが音楽にどれほどの影響を、具体的に与えているのかということを示してくれる。

    音楽家の伊福部昭が「民族の特殊性というものを通過して、共通の人間性に到達しなければならない」という信念を持ち、「真のインターナショナルはローカルを通してでないと到達できない」と語っていたように、人間本来の根源的な何かに触れるものをとらえようとするなら、この国の民俗性について注意深く目を向けなければならないわけで、この本はその

    0
    2021年06月28日
  • 日本の音

    Posted by ブクログ

    日本文化を「音楽」の視点から取り上げ、日本音楽を民族音楽の一つとして捉え、その普遍性と特徴、世界の音楽との関係など、様々な観点から世界の中での位置付けを探るもの。

    0
    2015年10月29日
  • 日本の音

    Posted by ブクログ

    改めて、日本の音楽教育は片手落ちだと思わされる。明治維新、戦後と伝統文化軽視の風潮のなかで疎かにされたもの。こないだテレビで見た唐招提寺の番組とも重なるが、音楽には建築と異なる点もある。また、日本の音楽や楽器の伝統を踏まえながら、現在の状況と展望について語る内容は、70年代の空気を差し引く必要はあるかもしれないが、ほぼ現代に通じる。自分の周りの音楽を見渡し、その特徴や他の音楽との関わりなどを考えるきっかけになる、視野を拡げてくれる一冊。

    0
    2012年02月11日
  • 日本の音

    Posted by ブクログ

    老若男女問わず、いろんな人に読んでもらいたい1冊。
    ホントに1970年代の本? と思わずにはいられないほど、現代の感覚を持った小泉文夫さんの本です。
    この本と出逢って、また違う世界が開けました。

    0
    2009年10月07日

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