作品一覧

  • 加耶と倭 韓半島と日本列島の考古学
    4.0
    1巻1,485円 (税込)
    謎多き古代日韓関係を韓半島側から検証する。任那日本府はなかった。韓半島に存在する倭人前方後円墳の意義とは。藤ノ木古墳になぜ新羅産馬具が副葬されたのか。韓日考古学の成果を総合し、加耶から百済・新羅に至る古代韓日交渉史を新たな視点で読み直す画期的論考。(講談社選書メチエ)

ユーザーレビュー

  • 加耶と倭 韓半島と日本列島の考古学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    朴天秀の『加耶と倭』は、倭(日本)と朝鮮半島の交易対象の変遷を考古学的証拠と文献から分析。交易は以下のように推移
    (1)3~4世紀:金官加耶(金海)は鉄生産の中心。金海の大成洞墳墓から倭産神獣鏡、倭の古墳から金官加耶産鉄器が出土。
    (2)5世紀前半:金官加耶衰退後、新羅との交易強化。大仙古墳の金銅製甲冑に新羅の金工技術が反映。
    (3)5世紀後半:大加耶(高霊)が台頭。池山洞墳墓の金銅冠が江田船山古墳で発見、倭産鉄器も大加耶に流入。
    (4)6世紀前半:新羅(再)が金官加耶(532年)、大加耶(562年)を併合。藤ノ木古墳の新羅産馬具や仏教文物が交流を示す。
    (5)6世紀後半:百済が倭と同盟強化。

    0
    2025年04月27日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!