古山和男の作品一覧
「古山和男」の「秘密諜報員ベートーヴェン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「古山和男」の「秘密諜報員ベートーヴェン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
ベートーヴェンが「不滅の恋人よ」と呼びかける三通の「ラヴレター」は、いまだに、誰に宛てて書かれたのか、決定的な証拠はない。
この音楽史最大のミステリーに、新説が登場!
実はこの手紙は、1812年の夏、全ヨーロッパを巻き込んだ大事件の中で、楽聖が「政治的危機」を友人に伝える「暗号」だったというのだ。
果たして真説か。
3通の手紙から壮大なスケールに広がる歴史絵巻、ここに開幕。
[ 目次 ]
第1章 “不滅の恋人”への手紙とは
第2章 ナポレオンの大陸制度
第3章 ベートーヴェンとブレンターノ家の人々
第4章 一八一二年七月、テプリッツ
第5章 「手紙」の再検証
第6章 大崩壊
第7章 “不滅の恋人”の去ったヨーロッパ
第8章 結論
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
大胆な想像でベートーヴェンを映像化するなら、個人的にはこちらも、2本立てで見たいです!
こちらの配役はちょっとカッコいい寄りでおねがいします、とはいえシュッとしすぎると嘘くさくなるのでほどほどがよろしいかと…
ベートーヴェンが残したものに「不滅の恋人」にあてて書かれた3通の恋文がある。宛名どころかイニシャルも愛称もない。郵便馬車の時間を気にかけながら、短い間隔で熱烈な言葉を書き連ね、一刻も早く届けたい、逢いたいと衝き動かされるような手紙。それなのに相手に届くことはなかったのか、死後ベートーヴェンの元で発見された。
一体誰に宛てたものなのか、数々の女性が候補に挙がったけれど誰も決定には至らない、ドラマティックかつ謎だらけの手紙。
これが実は、恋文の形を取った暗号文だとするのがこの本。恋文が書かれた1812年に起きたナポレオンのロシア侵攻と失敗、それに連動する政治・経済の変化。検閲の目を掻い潜って危機的な状況を伝えるために、カモフラージュとして恋文の形をとったのだ、というのが本書の説。
大胆な説だけど、この本で描かれるベートーヴェンはとにかくカッコいい。時代と国と人間が織りなす荒波の中にしっかりと立ち、言葉の表と裏を使いこなす知性がある。なんというか、ちゃんとした大人の男として成立している。
友愛と理想と未来と自由のために闘い、そしてその経験が後半生の様々な作品にも影響したのだという説。彼の死後の敬愛され具合まで納得いく気がしてしまう。
国際的な歴史や人物、そして何よりベートーヴェンの重要な作品と絡めたストーリーは説得力があり、ダイナミックで読み応え十分。これが真実かどうかは私にはわからないけれど、だったらすごい…!と思える本でした。
Posted by ブクログ
タイトルで「トンデモ本かな?」と思ったけど、そうじゃなかった。でも誤解を生まないかこのタイトル…本の内容を的確に言い表しているとはとても思えないんだが。
ベートーベンが書いた、「不滅の恋人」への手紙にまつわる謎についてがこの本の主題である。ベートーベンにまつわる、常識を覆すような説などもちょこちょこ出てきて飽きない。当時の情勢がとても面白く頭に入り、世界史の勉強にも役立つのではないかと思える。
論旨にはところどころ「ん?」と思える運びもあったが、結論は説得力があるように感じた。ていうか他の説よく知らんけどこっちの方が素敵なんだもーん。決定的な論理破綻は無いしさ。ロマンがあって、かっこいいじゃん。