作品一覧

  • 叢書パルマコン05 大阪時事新報の研究 「関西ジャーナリズム」と福澤精神
    -
    1巻4,620円 (税込)
    明治38年に福澤諭吉が生んだ一流紙『時事新報』の「分身同体」として創刊された『大阪時事新報』。同紙は、大阪発祥の大衆紙『朝日』『毎日』の牙城を脅かす存在とはなり得なかったが、「関西ジャーナリズム」のもう一つの姿を体現していた。啓蒙主義的市民主義を掲げて、関西に市民社会の移入を試みた名門紙の挫折の歴史を追うことで、新聞メディア衰退期の今こそ、その立ち返るべき地点をも逆照射する画期的な関西メディア史。
  • 近代日本メディア議員列伝・11巻 橋本登美三郎の協同 保守が夢みた情報社会
    -
    1巻2,970円 (税込)
    橋本登美三郎は早大雄弁会から朝日新聞記者、潮来町長を経て衆議院議員初当選。以後当選12回を数え、第一次池田内閣で建設相、佐藤内閣では官房長官、建設相、運輸相、党総務会長を歴任。田中内閣で幹事長として権勢をほしいままにしたが、ロッキード事件で逮捕、有罪となると、政治家としての功績は忘れさられ、黒色高官のイメージだけが残る。橋本の目指したものは何だったのか。リベラルから保守への展開の内実を読み解く。
  • 叢書パルマコン・ミクロス06 前田久吉、産経新聞と東京タワーをつくった大阪人
    -
    1893(明治26)年、南大阪の農家に生まれ、小卒で丁稚奉公に出ると学歴のハンディをものともせず実力で成り上がった生涯を、東京に対峙する大阪的なメディア実業家の視点から描く新評伝。朝日と毎日の牙城である大阪で、勃興する大衆社会を背景に日刊・夕刊紙を経営、それらを産経新聞に育て上げた前田は、新聞以外の事業も多面的に展開。首都圏にも進出し、ついには様々なシンボルとなった、東京タワーを建設するのだった。
  • ルート66をゆく―アメリカの「保守」を訪ねて―
    3.7
    五大湖のほとりシカゴから西海岸サンタモニカまで全長三千九百キロ、米国の真ん中を横断する「ルート66」。イリノイ、ミズーリなど中西部を貫くこのルート上は、米国内の典型的「保守」層が多く占める地である。進化論も否定するキリスト教原理主義、中絶や同性婚を忌み嫌い、子供は公立学校に通わせず、小さな政府を熱望する……。ニューヨークでもロスでもない、“敬虔で頑迷な彼ら”こそ大国の根幹を成す実像であった。

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • ルート66をゆく―アメリカの「保守」を訪ねて―

    Posted by ブクログ

    【コメント】
    著者は産経新聞外信部記者だそうで、彼の目から
    見えるアメリカの風景/保守がどんなものか、
    というのは興味深い。

    日本でステレオタイプにイメージされる
    アメリカと、実際にアメリカに暮らす大半
    (少なくとも[西海岸、東海岸、五大湖周辺]以外)
    のアメリカ人の考えが違うことを初めて知った。

    面白いのがアメリカの保守は、宗教上の理由で
    進化論には否定的だったりするトピック。
    移民に対するトピックでは、(より右の?)保守派は
    強く反対を主張している。政府の推進策は、企業の
    金儲けを後押しして移民を合法的に低賃金で奴隷の
    ように扱う。そして、自国の労働者は職を失うとい
    うことだ。

    単純

    0
    2015年03月03日
  • ルート66をゆく―アメリカの「保守」を訪ねて―

    Posted by ブクログ

    日本人の思う保守とリベラルとは違うアメリカの思想の対立が見えます。ゲーテッド・コミュニティと移民推進派の対立は非常に興味深いですね。ただ日本人は確固たるアイデンティティを持っていますが、もともと他民族なアメリカだと「自分たちは何者なのか」という答えも多様化して保守もリベラルもまたさらに多様になっていくのでしょうね。この本が書かれてから5年、政権交代して一期目を終えようとするアメリカ民主党はまた姿を変えています。アメリカの分裂は加速しているようです。

    0
    2011年12月02日
  • ルート66をゆく―アメリカの「保守」を訪ねて―

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    五大湖のほとりシカゴから西海岸サンタモニカまで全長三千九百キロ、米国の真ん中を横断する「ルート66」。
    イリノイ、ミズーリなど中西部を貫くこのルート上は、米国内の典型的「保守」層が多く占める地である。
    進化論も否定するキリスト教原理主義、中絶や同性婚を忌み嫌い、子供は公立学校に通わせず、小さな政府を熱望する…。
    ニューヨークでもロスでもない、“敬虔で頑迷な彼ら”こそ大国の根幹を成す実像であった。

    [ 目次 ]
    1 ハートランドとは何か=イリノイ州シカゴ
    2 心のすきま埋める教会=ミズーリ州セントルイス
    3 ひろがる進化論論争=カンザス州ガレーナ
    4 最前線担う市民兵=オクラホマ

    0
    2011年05月21日
  • ルート66をゆく―アメリカの「保守」を訪ねて―

    Posted by ブクログ

    シカゴからロスまでをつなぐルート66。

    通過する州のグラスルーツ的保守の雰囲気がよく描かれています。

    日本人がほとんど訪れないであろう、このあたりにこそ
    アメリカの本来の姿があるのでしょーか。

    0
    2009年10月04日
  • ルート66をゆく―アメリカの「保守」を訪ねて―

    Posted by ブクログ

    アメリカ中西部の旅を描いた本です。日本人がなじみの東部や西部と違って、保守の源流がある、真のアメリカ、の姿が垣間見れて面白かったです

    0
    2009年10月04日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!