●:引用
●「統率」とは、「集団をまとめて率いる」ことですが、そのためには「統御(部下を心服させる)」と「指揮(然たる命令)」の二つの要素が必要不可欠なのです。
●組織の指揮官は、他人が見ていない時でも部下を慈しむ心、部下に信頼されるような人格を磨くことを忘れないでください。
●それほど多くのこと
...続きを読むを指揮官は考える必要はありません。大切なのは、あくまでも次の二点なのです。 「方向性を明確にする」 「人材や資金といった経営資源の調達」
●企業優先の意識が知らず知らずのうちにアサヒにはびこり、大切な消費者の顔が見えなくなっていたのです。プロダクト・アウト(企業の論理によるものづくり)から、マーケット・イン(消費者ニーズに応えるものづくり)へ
●『統帥綱領』では、指揮官と部下の関係性を、こうあるべきだと論じています。「高級指揮官は予めよく部下の識能および性格を鑑別して、適材を適所に配置し、たとえ能力秀でざる者といえども、必ずこれに任所を得しめ、もってその全能力を発揮せしめむること肝要なり。賞罰はもとより厳命なるを要すといえども、みだりに部下の過誤を責めず、適時これに樹功の機会を与え、もってその溌剌たる意気を振起せしむるを要す。」
●ビジネスでいえば、たとえ小さくても気運(流れ)を摑んだら、そこにしかるべき人材や資金(援軍)を投入し、成功への勢い(激流)を作り出さなければなりません。
●「戦勝は、将帥が勝利を信ずるに始まる」(『統帥参考』)
●組織のリーダーは、部下たちの士気が低下しないように、部下に「勝ち癖」をつけてやってください。すなわち、どんな小さな成功であっても、部下が仕事で結果を出した時は、しっかり褒めてやるのです。褒められたことで部下は元気になり、たとえ苦しくても、仕事へのモチベーションを失わずに頑張り続けることができます。
●驕りたかぶらず、常に次の戦いに向けて備えを固めておくことが、「勝者の理」というもですが(略)