教育について今いろんな問題があるわけだが、なぜ今こうなってしまったのか、それについて、とってもスッキリ分かった気がしました。
またそれだけでなく、じゃあどうしたらいいのか、そういうことも暗にしっかり指し示されていて、当事者意識をもって読めた。
こうした戸塚氏のしっかりした骨太の思想にふれて、なぜ逮捕当時、著者があんなにマスコミに叩かれたのかと思う。
そして教育が焼け野原と化したいま、ようやく時代がこの本を理解し始めた、いや、せざるをえなくなった。そんな大きな時代の流れを感じる。
ひさびさの名著。