前田高行の作品一覧

「前田高行」の「アラブの大富豪」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • アラブの大富豪

    アラブの大富豪

    小説・文芸

    3.8
    1巻660円 (税込)
    原油高を背景に、世界中のマーケットを席巻するオイル・マネー。しかし、その担い手たちの肖像はベールに包まれている。彼らは情報開示義務のない同族企業を舞台に、イスラム圏独特の商慣行と人脈を駆使して、秘密裏に資産をふくらませ続けているのだ。欧米企業を買いあさるサウジの王族投資家、「ハコモノ行政」で大成功したドバイの首長、カネ余りのアブダビやカタルの政府など、アラブの大富豪たちの素顔に迫る。

ユーザーレビュー

  • アラブの大富豪

    Posted by ブクログ

    現代イスラーム世界の感覚・慣習がよく分かって面白かった。
    オイルマネーの動きがちょっとわかった気になる入門書。
    読みやすい文体だけど中身はしっかり。
    それにしてもアラブの人たちの名前はややこしいなあ

    0
    2012年01月13日
  • アラブの大富豪

    Posted by ブクログ

    この人の書く文章読みやすい〜

    アラブやイスラムがよく分からなくなってしまうのは、
    一夫多妻制で生まれる複雑な血縁関係や、
    イスラム教の派生派閥、
    それにどの国がどこにあるのかが分からなくなってしまうからなのかなぁと
    思った。

    私も本を読みながら何度も地図を見直してしまった。

    それにしてもアルワリード王子ってすごいのねぇ。
    今更ながらチェックしてみたいと思う。

    あとさすが、ヨルダンのラニア王妃も絶世の美女ね〜。

    1
    2009年10月04日
  • アラブの大富豪

    Posted by ブクログ

    世界の耳目を集めるアラブ世界の金融・王族・内政事情をくまなく網羅して、わかりやすく解説を施した良書。
    サウジアラビアの王子アルワリード1世が、親から与えられた豪邸を担保にシティ・グループから融資を受け、建設業を始め、王族ならではの談合さながらのやり方で莫大な資金を稼ぎ、ついでスポンサー業をしてその富を増大させ、91年のシティ・グループの倒産危機のときに逆に巨額の資金を注入し助けたという逸話も収録。
    その他、潤沢な周辺国のオイル・マネーをリゾート建築などの国内産業に投資させ、その投資国の国民をリゾートに呼び、二重にお金を落とさせるドバイの巧妙な作戦動や、ムハンマドの末裔の国ヨルダンの秘話など、もうそれはそれは楽しい話題が盛りだくさん。アラビアの王宮のトイレは、6畳だというのも目からうろこ。

    1
    2009年10月04日
  • アラブの大富豪

    Posted by ブクログ

    イスラムは、一夫多妻制の国、複数の妻をもっても、正室、側室の区別はなく平等に扱われる

    サウジアラビアの石油の可採年数は70年であり、21世紀の終わり近くまで女神のほほえみは続きそうである。

    ビンラディンの実家は、サウジ最大の建設企業である。

    サウド家と財閥らとの間には1つの約束事があった、それは、豪商たちが、サウド家を財政支援し、その見返りとしてサウド家が彼らのビジネス活動の自由と安全を保障することだ。

    ペルシャ湾のアラビア半島側には6つの王政国家がある。クウェート、サウジアラビア、バハレーン、カタール、UAE、オーマンである。6カ国は、湾岸協力会議(GCC)と呼ばれる地域共同体を結成している

    ドバイのGDPに占める石油の割合は5%にすぎない。ドバイは、石油でなりたっている国ではない

    サウジの、アルワリード王子は、シティバンクの危機をすくった。

    人は過ちに学ぶ、というが、時がうつり、人がかわり、国がかわれば、同じ過ちを繰り返すのが人であるというほうが正しい

    サウジでは、女性がビジネスの全面に立つことには拒否反応が強い。そのため、王女は慈善活動の分野で働いている。

    オイルマネー、オイルダラーは、和製英語、正式な英語名は、ペトロダラーだ。

    アメリカに守ってもらうかわりに、石油の決済をドルでやろうというのが、中東での約束である。

    ヨルダンのハシミテ家は、イスラム教の開祖であるムハンマドの直系の子孫として、中東では右にでないほどの名家である

    欧米の銀行は、安い金利で預かった、オイルマネーをファンドに投資することで、利ザヤを稼いている。

    産油国は、おいしいところを銀行に吸われている

    アラブの政商のルーツ。イスラム世界では、宗教と経済の相性はいいが、同時に宗教と政治も深く結びついている

    サウド家は、英国や、日本の王室に親近感と、敬意を抱いている。それは、GCC各国の王家も同様である。

    目次
    はじめに
    第1章 サウジアラビア王家と御用商人たち
    第2章 世界一多忙なドバイのCEO
    第3章 王族投資家アルワリード王子
    第4章 踊る湾岸マネー―アブダビ、カタル、クウェイト
    第5章 ムハンマドの末裔、ヨルダン・ハシミテ王家
    第6章 アラブの政商
    あとがき

    ISBN:9784106102516
    出版社:新潮社
    判型:新書
    ページ数:192ページ
    定価:680円(本体)
    発売日:2008年02月20日発行
    発売日:2008年09月10日6刷

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    2023年10月07日
  • アラブの大富豪

    Posted by ブクログ

    中東の入門書としては適切な本。2008年発刊のため、内容は少し古いかも知れないが、10年以上たった今でもあまり変わっていないでしょう。
    中東のイメージは、戦争・テロ・石油・砂漠だったが、そのイメージは覆らなかったものの、その背景や影響を知れるきっかけとなった。
    政治、経済、商売。アラブ地域ではその全てにイスラム教が関わっており、一部で大量産出される石油の歪な構造を理解する一助となった。アメリカとは違って、アラブの経済の動き、私企業の財務は完全に秘匿されており、正確な情報が掴めないながらなんとなくアラブ世界のお金の動きを理解できた。
    UAE 、サウジ、バーレーン、カタールなんかのGCCの国民一人当たりの総所得が著しく高くて、羨ましい。国家にお金が有り余ると、税金を無くし、教育医療など社会福祉を充実させ、公務員の給料が爆上がりするらしい。この、グローバル資本主義社会で、一度巨大な資本を手にしたら、あとは不労所得で腹がはち切れるほど満腹で生きていくことができるんだなと。

    0
    2020年02月08日

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