作品一覧

  • 助手席のチェット

    助手席のチェット

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,018円 (税込)
    リトル探偵事務所にある母親から持ち込まれた事件は高校生の娘の失踪だった。元刑事でバツイチの探偵バーニー・リトルは誘拐事件と判断、相棒の大型犬チェットと調査を開始したが、身代金要求はない。父親は単なる家出としてバーニーを解雇してしまう! 警察犬訓練所を優秀な成績で卒業、はできなかったが、それでも優秀な相棒犬チェットは、おのれの嗅覚を信じ、危険もかえりみず、バーニーをサポートする。チェットが犬の視点、犬の心ですべてを語り全世界の犬好きの心を鷲掴みにした史上最強の犬ミステリ『ぼくの名はチェット』(単行本版)改題。/解説=杉江松恋
  • 誘拐された犬

    誘拐された犬

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,018円 (税込)
    きわめて優秀だが、猫がらみの理由で警察犬訓練所を卒業しそこなった大型犬チェットと探偵バーニー。ふたりが今回受けた依頼は、伯爵夫人の愛犬でドッグショーのチャンピオン犬警護だったが、つい、おやつの横取りという快挙に出て、即クビ。その後、夫人が愛犬とともに誘拐されてしまう! 事件を取材していたバーニーの恋人で新聞記者のスージーも失踪。なにが起きているのか? 貧乏探偵と犬力全開のチェットの黄金コンビが再び実力を発揮する、犬好き用リトマス試験紙ともいうべき、犬ミステリの大傑作!

ユーザーレビュー

  • 助手席のチェット

    Posted by ブクログ

    犬好きにはたまらない。
    犬のチェット目線で語られる文体が、愛しい。
    人間と犬。1人と1頭のナイスバディの物語。

    0
    2020年12月14日
  • 助手席のチェット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    名犬チェットと探偵バーニーの第一弾。「ぼくの名はチェット」改題文庫版。これは犬好きにはたまらない本ですな。チェットの一人(犬?)称なので、常に犬目線。犬ってほんとにこんなこと考えてるのかもと思わせられるくらい、いちいち納得します。血みどろな殺人事件は起こらず、謎解きでもないので、ミステリというより、ハラハラさせられて、スッキリもするエンターテイメント小説ですね。
    相棒と言えどもそこは犬と人間。都合よくツーカーではなくチェットが目撃し知ったことを、バーニーがどんな風に突き止めていくのかを楽しむミステリでもあるのか。2冊目も購入済みなので、楽しみ。

    0
    2016年02月08日
  • 助手席のチェット

    Posted by ブクログ

    読み終わったあとに、「犬、サイコー!\(^o^)/」と絵文字付きで叫んでしまいたくなるくらい、犬好き、ミステリー好きにはたまらない一冊かと思います。
    いや、そうでなくともこの物語の主人公(主犬公!?)チェットには、誰もがハマってしまうのではないでしょうか。

    リトル探偵事務所のオーナーにして腕のいい探偵のバーニー・リトルと、その相棒の大型雑種犬チェット。あくまでも相棒であってペットではありません。
    その様子は、チェットが語るこんな描写からも明らかです。

    "退屈はどこかへ吹き飛んだ。車のエンジンをかけるバーニーの表情はきりりと引き締まり、生気に満ちていた。ぼくらは仕事を生きがいにしている。ぼくもバーニーも。"
    (16〜17ページより)

    これ、探偵のバーニーが言ってるんではなくってチェットが言ってます。そう、この物語の語り手はチェットなんです。

    バーニーはチェットを愛し、チェットはバーニーを主人として、探偵として、人間として尊敬しています。その関係がとてもかっこよくて、またそれが当の犬の口から語られるっていうのが、読んでて思わずニヤリとしてしまうんです。

    また、チェットは人間観察も鋭く、人間の独特の言い回しや言葉は完全には理解できませんが、彼の人間評は聴いていて飽きません。

    ただ、犬が語り手というのは都合が悪いところもあって、バーニーとチェットが調査のために、犬用スナックの工場を訪ねた時の描写では…

    "「デイモンをどう思われます?」バーニーが訊いた。
    サイモンはちょっと返事に詰まった。ちょうどそのとき、開発室からぼくの新しい友人たちがボウルを持って出てきたので、ぼくはサイモンの返事を聞き逃した。それどころか、車に戻るまでのことは、何も覚えていない。"
    (189ページより)

    おいおいちょっと、いや、おいおいチェット、大事なところなんやから聞き逃さんといてくれる?!って思うようなところがいくつも。

    語り手であろうが、やっぱり彼は犬なんで、夢中になったり気になることがあると、(人間にとって)大事なことでも放ったらかしにするし、彼が重要な事柄を目撃したり、思いついたりしても、人間のバーニーにはうまく伝えることができません。

    そのもどかしさを乗り越えて、事件が進展していく様が一種の快感でもあり、この物語の大きな魅力にもなっています。

    さらに、ストーリーは私立探偵ものの王道ともいえるしっかりとした内容であり、それが基底にあるからこそ、このユニークな設定が生きてくるんだと感じさせられます。

    バーニーとチェットの周りの人間もいいですね。
    バーニーの息子で、離婚したバーニーの元妻に引き取られたものの、バーニーとチェットが大好きなチャーリー、地元新聞の記者でバーニーの恋人になりそうなスージー、バーニーの友人で警官のリック、バーニーの情報屋のニクソン、etc。

    すでに本国では7作めも出版されているという人気シリーズ。
    その様子を日本でも早く見たいです。

    0
    2015年09月23日
  • 助手席のチェット

    Posted by ブクログ

    「やぁ、チェット」
    ぼくは振り上げた尻尾をラグに打ち付けて、呼びかけに応えた
    「ちょっと遅くなったな、悪かった。外へ出るか?」
    どうして?ぼくが今にも漏らしそうだとでも?だが、そのとき、ふっとバーニーがかわいそうに思えたので、そばに行って頭を脛にこすりつけた。
    バーニーはぼくの頭のてっぺんを掻いてくれた。指先を毛の奥まで沈めて、ぼくが大好きなやり方で。もっと下のほう、首の後ろのほうまで掻いてくれるかな?ぼくは肩を少しすぼめて意思表示した。あぁ、気持ちいい!最高だ!

    耳の片方だけが白い大型犬のチェット…
    たぶん猫のせい?で警察訓練校を優秀な成績で卒業……はできなかったけど、それでも優秀なチェットが相棒で元刑事の私立探偵バーニーと大活躍!
    そんな彼らのところに持ち込まれた女子高生失踪事件の調査に乗り出すことになるが…

    なんとこの作品
    捜査過程、事件解決までが犬のチェットの視点で語られる〜
    優秀なチェットだが、そこはやはり犬…
    人間の話すことはほとんどを理解してはいるが、
    もちろん自分の考えを相手に伝えることはできない
    ボールを見つけたら遊んでしまうし、鳥や猫には気を取られる…
    食べ物が落ちていれば拾い食いもしてしまう…(笑)
    しかし、彼は人間にはないするどい嗅覚や、俊敏な動きを最大限に活かし、バーニーを助ける
    とにかく読み終わった時にはチェットが愛おしくてたまらなくなる
    チェットが本当に喋ることができれば、きっと楽しいだろうな…と
    犬好きにはたまらない愛おしくなる一冊です!

    0
    2026年04月11日
  • 助手席のチェット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    犬がストーリーテラーの物語です。
    訓練された賢いわんこですが(マテとかオチツケとかちゃんと聞く、信じれん!)、犬なので鳥や猫に気を奪われたりして人間のストーリーを全部は追いません。ミステリーではなくあくまで犬好きの人のための犬の小説です。
    日本でいうところの宮部みゆきのマサシリーズに近いかも。

    0
    2025年10月31日

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