作品一覧

  • アーサー王の墓所の夢
    4.0
    1巻1,222円 (税込)
    1154年、グラストンベリー一帯を襲った地震の直後、ひとりの老修道士が息を引き取った。アーサー王の埋葬を見たと甥に言い残して。そして月日は流れ1176年、話を聞きつけたイングランド国王ヘンリー二世の命により、町ごと大火で焼失した大修道院の墓地から、二体の骨が掘り出される。遺骨は伝説のアーサー王とその妃グウィネヴィアのものなのか? 住み慣れたケンブリッジを追われた女医アデリアは国王の依頼により、供を連れ骨の鑑定に赴くが、その途上で友人エマの身に異変が起きたことを知る……。CWA最優秀歴史ミステリ賞シリーズ第3弾。/解説=千街晶之
  • ロザムンドの死の迷宮
    4.1
    1巻1,527円 (税込)
    ケンブリッジを震撼させた連続殺人は過去のこと。わが子アリーや召使いのマンスールたちと、イングランドの地で平穏に暮らしていた女医アデリアは、アリーの父であるロウリー司教に呼び出される。管区オックスフォードシャーにある迷路に囲まれたワームホールド塔で、ヘンリー二世の愛妾ロザムンドが毒を盛られたのだ。最大の容疑者である王妃エレアノールは、幽閉先から姿を消していた。国全体を巻きこむ戦を阻止するべく、アデリアは難事件に立ち向かう。CWA最優秀歴史ミステリ賞に輝いた『エルサレムから来た悪魔』に続く、シリーズ第2弾。
  • エルサレムから来た悪魔 上
    4.3
    1~2巻865円 (税込)
    1171年のイングランド。トマス・ベケット大司教殺害の衝撃もさめやらぬ王国を、ケンブリッジの町で起きた、子どもの連続失踪・殺害事件が揺るがしていた。事件はユダヤ人の犯行だとする声が強く、私刑や排斥運動が起きる。富裕なユダヤ人を国外に追放してしまえば国の財政は破綻し、かばえば教会からの破門は避けられない。進退窮まった国王ヘンリー二世は、シチリア王国から優秀な調査官と医師を招聘し、事件を解決させようとする。若き女医アデリアは、血に飢えた殺人者の正体をあばくことができるのか。CWA最優秀歴史ミステリ賞受賞の傑作。
  • アーサー王の墓所の夢

    Posted by ブクログ

    サレルノで当時の最先端の科学を学んだアデリアが、中世の迷信や偏見だらけのイングランドで難しい謎に挑むという、他のミステリにない要素もあって、実に面白いシリーズ。

    今回は、アーサー王伝説!数百年前の遺骨の鑑定?調査の最中、アデリアはまたもや数々の災難に見舞われ、またもや助けに現れたのはロウリー司教。二人の関係もみどころの一つです。

    作者が亡くなったため次の第4作で終わりとのことですが、本当に惜しい。

    0
    2014年10月12日
  • ロザムンドの死の迷宮

    Posted by ブクログ

    アデリアがママになっていてびっくりした。気になる子の父親との関係は…。
    脇を固めるギルサやマンスールもあいかわらずでうれしい。
    作者はよほど、ヘンリー2世が好きらしい。
    次の作品にも期待。

    0
    2014年09月25日
  • エルサレムから来た悪魔 下

    Posted by ブクログ

    えっ、この人が死んじゃうの?とびっくり。
    今のような科学的な捜査方法のない時代の犯人探しは、大変だっただろうなあ。
    恋模様もからんできて、おもしろかった。
    続編に期待。

    0
    2014年09月02日
  • エルサレムから来た悪魔 上

    Posted by ブクログ

    中世イングランドを舞台にしたミステリ。なんと、そんな時代にも女性の検屍官がいたとは!当然、魔女だの教会への冒涜だの、時代を反映した偏見や因習も出てきて、女性には大変な時代だったのだなあと思う。

    0
    2014年08月28日
  • アーサー王の墓所の夢

    Posted by ブクログ

    シリーズ3作目。安定の面白さ。今作はちょっとファンタジー要素もありますが、登場人物達の生き生きとした描写は、読んでいて本当に楽しい。
    アーサー王の遺体が見つかったという話を確かめるだけのはずが、道中を共にした友人が息子と戦士ともども行方不明になってしまう。

    個性的な仲間達と謎を追う様子は、ミステリと言うより、冒険のが近いかも。

    この続きはまだ日本版は出てない?よね。作者が亡くなったため、4作までで終わってしまったそうですが、早く読みたいです。

    0
    2014年06月21日

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