良書。筆者自身も飲食店の経営者ということもあり、非常に具体的ノウハウが詰まった本。事業の立上から、手放し方まで今後この方向に向かう方には大変参考になると思います。以下抜粋
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・大手居酒屋チェーンが2200円程度で確立したのな
...続きを読むら、もう少し高くてもいいから、良い空間で美味しい料理を食べたいという需要が増える。
・居酒屋の集積地から駅に向かう道に店がないと二次会利用を取り込むことは出来ない(二次会は基本的に店→駅に向かって歩くことになるため)
・誰も競争相手がいなければ需要そのものが全く無かった可能性がある
・食材を切って出すだけのお刺身はより安くよい食材を調達することで商品力が高まる。
・料理の裏側に広がる世界観や、なぜ料理が今ここに存在するのか、という哲学的な物語が大きな価値を持つことになる。
・デザートならデザートなど、一点集中でどこにも負けないサービスを持つことが大切
・飲食店経営は一定の売上を越えると、利益率が一気に良くなるビジネス
・売上予測が大きく外れてアルバイトに余剰が生まれてる状態で、早々とアルバイトを切り上げるのではなく、チラシまきをして売上を上げに行く、などコスト管理をすることも大切ですが、売上を上げていく風土を作ることがはるかに生産性を高める結果になる。
・掃除をすること自体で売上は上がらない、と思うかもしれませんが、掃除を徹底的に行うことでお客様を迎えるおもてなしの心が育っていきますし、お客様はお店が古いということに対してではなく、掃除が行き届いていないことに対して、不満を持つ。
・5%の成功確率へのチャレンジに50回挑戦するは、7.7%。100回なら、0.6%まで下がる。チャレンジをし続ける限り、いつか必ず成功します。