作品一覧

  • ビッグクエスチョンズ 倫理 Ethics
    4.0
    1巻2,310円 (税込)
    『ビッグクエスチョンズ』は、人類の歴史を通して、 探究心旺盛な人々を悩ませてきた科学や哲学の大疑問に対し、 一流の専門家が回答するシリーズです。 「親しみやすく簡潔に」という編集方針により、その分野を概観しつつ、 最新の知見を身につけることができます。 倫理(ethics)が扱うような正しいことと間違っていること(right or wrong)に関する問題は 人々や企業の行動の規範として近年ますますその重要性を増しており、 倫理について私たち一人一人がどのように考えるかは、 いまや避けては通れない問題であると言えます。 世界19カ国で刊行されたロングセラー『100の思考実験:あなたはどこまで考えられるか』 (紀伊國屋書店、2012)で知られる哲学者のジュリアン・バジーニは、 現代において倫理が抱える問題を、20のシンプルな問いにまとめています。 バジーニは、それらの問いに対してどのように答え得るかを最初に検討した上で、 それらの問いが私たちにとってどのような意味を持つのか、そしてそれらが 私たちの人生における選択にどのように影響しているのかについて、 様々な知見の紹介を交えつつ、平易な言葉遣いで考察していきます。 本書で問われている問いには次のようなものがあります。 「テロは正当化できるのか?」 「弱者の救済は必要なことか?」 「セックスは道徳的なことか?」 「どうして差別してはいけないのか?」 「自由市場は公正(フェア)か?」 「責任を持つとはどういうことか?」 「正しい戦争はあるか?」 本書は徹底的に読みやすさを重視し、専門的な記述は可能な限り避けて作られています。 したがって読者は、本書の説明を理解するために難解な専門用語を あらかじめ知っておく必要はありません。 必要なのは、「当たり前だ」と思っている自らの価値観を一度疑ってみること。 するとそこに多種多様な考えるべき問題が姿を現し、世界は謎に満ちた存在として あなたの前に立ち現れてくるでしょう。 そのとき、正しいことと間違っていること(right or wrong)を巡る目眩く探求の旅は、すでに始まっているのです。
  • ビッグクエスチョンズ 哲学 Philosophy
    3.0
    1巻2,310円 (税込)
    『ビッグクエスチョンズ』は、人類の歴史を通して、探究心旺盛な人々を悩ませてきた科学や哲学の大疑問に対し、一流の専門家が回答するシリーズです。 「親しみやすく簡潔に」という編集方針により、その分野を概観しつつ、最新の知見を身につけることができます。 古今東西・老若男女、誰もが関心を持たずにはいられない、最も身近で最も難解な学問。それが哲学です。 難解で役に立たない試みだと批判されたかと思えば、素晴らしく魅力的で知的好奇心を深く満足させるものだとして特別視されたりする。 この哲学において問われる様々な問いは、過去数千年に渡って様々な哲学者たちが取り組んできたものであり、現代の私たちにとって最も手に負えないものの一つであると同時に、 最もダイレクトに私たちの人生に関わるものでもあります。 『ビッグクエスチョンズ 哲学』は、そういった哲学における最も基本的な問題のうちの いくつかについて考える、とてもコンパクトなガイドブックです。 本書のなかで問われている問いと、それに対して提示されている答えは、いずれも現代において最新の知見を反映したものとなっています。 したがって読者は、本書を読み進めることによって現時点における最新の哲学の状況を概観することができます。 本書で問われている問いには次のようなものがあります。 「精神とは何か?」 「私たちは自由なのか?」 「空間を埋めているものとは?」 「なぜ何もないのではなく何かがあるのか?」 「死は恐ろしいものなのか?」 「美とは何か?」 著者のサイモン・ブラックバーンは、これらの問いが何を意味しているのかをまず明らかにしたうえで、哲学者たちがそれらの問いに対してどのように答えを出そうとしてきたかについて説明しながら、読者を知的探求の旅に導いていきます。 しかしブラックバーンは、旅の行き着く先に問いの「解決」を用意することはありません。 なぜなら哲学においては自然科学や数学とは異なり、完璧に解決された問いなどそもそも存在しないからです。現代の新しい世代の哲学者たちが試みていることも同様で、問いそのものを解決しようとすることではなく、問いについての新たな理解を得ることです。
  • ビッグクエスチョンズ 倫理 Ethics

    Posted by ブクログ

    手段と目的、テロ、近親者優遇、弱者救済、法と道徳、動物の権利、妊娠中絶、安楽死、カジュアルセックス、差別、市場・フェアトレード、環境保護、自由と責任、正しい先生、拷問、進化と倫理、相対主義、宗教と道徳、多元主義。内容的には普通で訳も読みやすい。しかし注というか文献とかもとからぜんぜんついてないのかな。

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    2020年06月15日
  • ビッグクエスチョンズ 哲学 Philosophy

    Posted by ブクログ

    死の怖さとは何か?
    一つの考えに、今考えている計画が達成できなくなることや、何かを成すことで得られる喜びを得られなくなることだと思う。
    独身の今、特に死については怖くないけど、子供ができたら、死は怖いものになると思う。子供の成長を見る喜びを得られなくなるから。
    またこの考え方に至るまでには、死と痛みは切り離す必要がある。痛ければ、痛みが続けば死ぬかというとそうではないから。死への恐怖と痛みの恐怖は、別物として捉えるようにする。

    全ては何のためか?
    赤ん坊の笑顔、恋人のしぐ、人々の話し声など、あらゆることが人生に意味を与える。
    哲学的には、今を生きるために人生はあるのであって、今を大切にするこ

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    2015年06月30日
  • ビッグクエスチョンズ 倫理 Ethics

    Posted by ブクログ

    本書においても争点や議論のポイントについては説明されているが、「これこそが正しい」という結論などはほとんど提示されていない。それは答えを早急に求める読者にとっては受け入れられないことだろう。しかし、だからといってこのような議論が無駄なものであると結論づけるのは誤りである。本書の最後の部分で著者は次のように述べている。

    「しかし、明瞭に考え、本当に正しいと評価しているものに注意を向けることでより善い道徳的な選択、純粋により良い結果をもたらす道徳的な選択をする可能性が芽生えるのであれば、そこに、哲学的倫理学につながる点がある。
     最終的な選択は、常にあなた自身が決めることであり、あなたしかその選

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    2015年04月13日

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