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  • まぐろ土佐船(小学館文庫)
    4.3
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 土佐のマグロ船は、一攫千金を目指し七つの海を駆け巡る。世界の港に立ち寄りながらマグロの大群を追い求めた海での800日には、自然と人間の織り成す壮大なドラマがあった。大漁の喜び、沖での孤独、暴風雨との闘い、濃密になる人間関係、そして常に死と隣り合わせの航海の厳しさ……男たちの熱い物語を、3度の航海を経験したコック長が優しさあふれる視点で描く。第7回小学館ノンフィクション大賞受賞作品。
  • まぐろ土佐船 1
    完結
    -
    全3巻759円 (税込)
    ▼第1話/団結式▼第2話/まぐろ漁▼第3話/転機▼第4話/それぞれの事情▼第5話/骨のないもの▼第6話/鮫▼第7話/男の最低限▼第8話/油断▼第9話/男の意地▼第10話/手紙●登場人物/斎條(第58寿栄丸のコック長。ずぶの素人ながらマグロ漁船に乗り込み、今回が2回目の出漁)、浜口(漁師の息子。マグロ船員訓練校を卒業し、今回初めて船に乗る)、山口(第58寿栄丸の漁労長。漁におけるすべての判断と責任を負う)、村岡(第58寿栄丸の甲板長。豪快にして面倒見のよい、根っからの漁師) ●あらすじ/日本人の胃袋を満たすため、マグロを釣り続ける21人の船員たち。だが、いかに屈強な海の男でも、腹は減る。第58寿栄丸に乗り込んだ新人コック長・斎條が、漁師の空腹と、荒海にほんろうされる厨房を相手に包丁を振るう…! 世界の果ての海で命と友情をかける男たちを描いた、名匠・青柳裕介入魂の一作、ついに単行本化!!

ユーザーレビュー

  • まぐろ土佐船(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    漁船もの小説。
    著者が本当にマグロ漁船に乗り込んで書いているので迫力満点。
    (ちなみに読んだのはマンガ版なのですが・・・)

    これを読むと、淡青丸なんてチョロいと思えてくる。
    海洋関係の研究者は必読の逸品。

    0
    2009年11月23日
  • まぐろ土佐船(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    コック長から見たマグロ船の事実。一日十数時間に及ぶ過酷な労働,数百日に及ぶ漁期は心身を消耗させる。併せて死と背中合わせの危険,にも関わらず,漁獲制限,資源保護・減少による不安定で報われない報酬…。マグロ船の実情を余さず描く傑作だ。たまの寄港や食事,日常の交流などささやかな楽しみの描写がホッとさせる。カツオ命,マグロ(赤身専門)っ食いの僕が知りたかった土佐船のリアル教えてくれた値打ち本。十数年前の小学館ノンフィクション大賞受賞作,前々から気になっていた本だったが,やっと読めた!

    0
    2016年12月01日
  • まぐろ土佐船 3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    マグロが食卓に並ぶには
    こんなに大変なドラマがあったんだなあ。
    男たちが一攫千金を目指してマグロを追い続ける話。
    マグロが釣れないと、男たちは船を下りることは許されない。
    船の乗組員には誰一人として必要でない人物などいない。
    誰か一人でも欠ければ漁はできない。

    主人公はマグロ漁船のコック長。
    毎日ずっと休みなく船員20人分の料理を作り続ける。
    時には八つ当たりされ、不味いと罵られ、のけ者扱いまでされて……。
    それでも料理を作り続けなければならない。
    自分には絶対に無理だと思った。

    無事に大漁で物語は終わったけれど
    船の上でも陸でもいいから、最後に主人公の
    振る舞う料理で大宴会みたいな場面を

    0
    2016年02月07日
  • まぐろ土佐船(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    この本は古本屋で3回くらいみかけた後、買いました。最初見たときから「いつか買って読むな」とは思ってたのですが。男の世界です。まぐろってこんな大変だったんだ。

    0
    2009年10月04日

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