頼住光子の作品一覧
「頼住光子」の「正法眼蔵入門」「日本仏教再入門」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「頼住光子」の「正法眼蔵入門」「日本仏教再入門」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
道元の正法眼蔵を解説した入門書。かなり難解であり、一回で理解できるようなものではないものの、有名な現成公案の以下の一節を何度も読み返してみた。
“仏道をならふといふは、自己をならふ也
自己をならふとふは、自己をわするるなり。
自己をわするるといふは、万法に証せらるるなり。
万法に証せらるるといふは、自己の身心および他己の身心をして脱落せしむるなり。”
聞いたことはあったものの、いつもなんだかわからないなと思っていた。仏教の縁起、無自性、空の思想がわかると、そこまで難しいことを言っているわけではないとわかる。
仏教は己事究明と言われるように、自己や世界の正しい認識を重んじるもの、そのためには自分を忘れる必要がある。これはもちろん、自分の存在を忘れるのではなく、他者と自己は縁起(因縁生起)によって繋がっている、自他不二であることを認識することにある。だからこそ、自分と他者などという区分けは本来存在しない。
そう考えると、自分は他者によって悟らされているし、同時に自分は他者を悟らせる存在でもあることになる。
この考えに則るのであれば、自分探しや、常に利己的に生きることがバカバカしいことがわかる。もっと仏教や道元の思想を理解したいと思った。