投資は買うときより売るときの判断が難しい。
この本は投資の出口について書かれた貴重な本。
ボリンジャーバンドのxxで売るなどのわかりやすさはなく、この時期になったらと言うものでそれがいつなのかは結局個人がどう感じるかによるところもあるため、完全に落とし込むのは難しいですが。
なお、私がこの本を買った
...続きを読む理由はべつにあります。
数年前から米国株投資をしていますが、コロナ時下落した株価が回復した後も円換算するとまだマイナスと言う状態がしばらく続きました。長い月日を経て円換算してもプラスになるとき、安堵して売った株がいくつかありました。
円が自国通貨でなければこの苦しみは短く、回復時にストレスからの解放を求め売ることはなかったかもしれない。なお、見えづらいですが下落ピーク時にはドル円も下落しており円換算したときの株価は外貨でみたときより更に良くなかった。つまり円で米国株を買うと言うことは、米国人よりも下落時の幅が為替差損分大きく、回復も遅く、と言うつらいものであることを差します。
なお、今はドル円が110円でもはや円からの換金をしてまで株を買うには買いづらい水準。
このモヤモヤについて明確に説明されている。と聞いてこの本を買いました。結果は大変よい回答を得られました。
また、だからこその投資手法が書かれている点も思わぬ産物でした。やはり少しアマチュア投資家には噛み砕く必要が往々にして有りますが、少なくとも円が自国通貨ではない外国の投資家の手法とは少し変えるべきであるという気づきはできると思います。