吉野俊彦の作品一覧
「吉野俊彦」の「あきらめの哲学――森鷗外」「虚無からの脱出――森鷗外」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
歴代の日銀総裁についての評論。と言っても内容としてしっかりしているのは宇佐美洵まで(いわゆる高度成長期)で、残りはおまけといったところか。
初版が執筆されたのが1970年代ということもあり戦前についてはかなり中立的ではあるものの、戦後に関しては日銀寄りの評論も多い。まぁ評論した人物が存命中なのだから仕方ない部分もあるけれど…。
それでも戦前の日本金融政策に関しては大筋を掴めると思う。こうして通史を読むと大正時代が第一次大戦の「棚ぼた」を除いてほぼ不景気でギリギリの状況であったことには驚く。あるいはこれも戦争への一因でもあったのかもしれない。