作品一覧

  • 孤独地獄――森鷗外
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    1巻1,999円 (税込)
    逆境の時をいかに生きるか! 陸軍軍医という職業生活と文学活動。二足のわらじをはく鷗外に向けられるサラリーマン社会の風はきびしい。誹謗と中傷のなか、人間鷗外はいかなる生き方を選んだのか。その心の闘いを活写し、かつ未発表資料を紹介する、著者渾身の書き下ろし。
  • 双頭の獅子――森鷗外
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    1巻1,699円 (税込)
    矛盾・葛藤の人生を凛然として生き抜く! 官僚機構の中枢にあってなお権威におもねることなく、激情とあきらめのはざまでひたすら真実を求めつづける人間鷗外。ほとばしる愛の苦悩とサラリーマン社会の厳しさに耐え、挫折・曲折を生き抜く謎に満ちた生涯を、克明に描き出す画期的労作。
  • 虚無からの脱出――森鷗外
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    1巻1,699円 (税込)
    一回きりの人生をどう生き抜くか! 人の世のしがらみの中で去来する哀歓。ともすれば忍び寄ろうとするむなしさ。幾多の中傷と挫折に耐え、しかも生の深淵に横たわる虚無と闘いながら問つづける人生の意味。厳しさと優しさと哀しみに満ちた人間鷗外の全体像を、熱情をこめて描出した精緻な論考。
  • あきらめの哲学――森鷗外
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    1巻589円 (税込)
    日本を代表する文豪であると同時に、当時、陸軍軍医総監というサラリーマンの世界で最高の地位についた鷗外。しかし、彼の人生は順風満帆とはいえなかった。二足のわらじをはいたために様々な誹謗をあびていく。鷗外の40代後半の人生に焦点をあて、左遷、同僚との確執、離婚など人と社会の軋轢に耐え、挫折を通じ到達したあきらめの境地と哀歓を現代に照射する。
  • 権威への反抗――森鷗外
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    1巻1,500円 (税込)
    人生の岐路にどう対処するか――人はみな知らぬ間に年をとる。そしていつしか、己の重い過去と残された未来に、静かなまなざしを向けようとする。だが、そのまなざしの底にそれぞれのやるせない感慨がこもってはいないだろうか。権威への反抗、サラリーマン・鷗外五十代の生き様がいま新しい光に照らされて再びよみがえる。
  • 豊熟の時代――森鷗外
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    1巻1,699円 (税込)
    苦悩を背負いつつ現在を生き抜く――上司との対立、左遷、離婚、肉親の死……。幾多の試練に直面しながらも、それに耐え、真の生を求めて敢然と現実に立ち向かう。苦しみの中で形成された鷗外「豊熟」の秘密を、全く新しい視座からあますところなく捉えた著者畢生の論考。
  • 青春の激情と挫折――森鷗外
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    1巻1,699円 (税込)
    酔生夢死に終わるか可能性への闘いか――近代精神確立期にあって激動する黎明期の日本。蒙昧と因襲打破のため敢然と立ち向かい、しかもいわれなき非難と処遇のなかで苦闘を強いられるサラリーマン森鷗外の栄光と挫折。可能性に向かって闘いつづける若き日の姿を、独特の視点から解明した「森鷗外評伝」!
  • 歴代日本銀行総裁論 日本金融政策史の研究
    3.7
    1巻1,430円 (税込)
    本書はわが国を代表する歴史派エコノミストであった著者が、歴代の日銀総裁を通じて、日本の金融政策発展の様相を描き出そうとしたものです。また、原著刊行後(著者没後)の総裁の政策について、鈴木淑夫氏(元日本銀行理事、元野村総合研究所理事長)による補論を加えました。31代29人の総裁がなにを考え、行動してきたか(あるいは行動しなかったか)を知ることで、読者は必ずやたしかな指針を得られるはずです。(講談社学術文庫)

ユーザーレビュー

  • 歴代日本銀行総裁論 日本金融政策史の研究

    Posted by ブクログ

    歴代日銀総裁の略歴、施策、成果、分析をまとめた列伝。
    川田氏といい人材を広く集めて大切に扱っていたことが分かる。
    戦争を挟んでも機構そのものは変わっていないということは日本近代史そのものといえる。

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    2015年03月22日
  • 歴代日本銀行総裁論 日本金融政策史の研究

    Posted by ブクログ

    各総裁の施作の変遷に触れる。
    日銀の普遍的な理念に沿って時代ごとに全く異なる政策課題に歴代の総裁が真摯に取り組んできた姿勢が伝わった。

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    2015年01月19日
  • 歴代日本銀行総裁論 日本金融政策史の研究

    Posted by ブクログ

    歴代の日銀総裁についての評論。と言っても内容としてしっかりしているのは宇佐美洵まで(いわゆる高度成長期)で、残りはおまけといったところか。
    初版が執筆されたのが1970年代ということもあり戦前についてはかなり中立的ではあるものの、戦後に関しては日銀寄りの評論も多い。まぁ評論した人物が存命中なのだから仕方ない部分もあるけれど…。
    それでも戦前の日本金融政策に関しては大筋を掴めると思う。こうして通史を読むと大正時代が第一次大戦の「棚ぼた」を除いてほぼ不景気でギリギリの状況であったことには驚く。あるいはこれも戦争への一因でもあったのかもしれない。

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    2024年12月14日

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