作品一覧

  • なんどでも生まれる
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    外敵に襲われ逃げ出したところを、茂さんに助けられたチャボの桜。茂さんは、仕事も人間関係もうまくいかず調子を崩して、東京の下町の商店街でジイチャンが営む金物店の二階に居候している。ある日、茂さんを外へ連れ出してくれる相手を探しに出かけた桜は、さまざまな出会いを引き寄せることに――。本邦初! キュートでユーモラスなチャボ小説。一日一日を自分らしく生ききるための、止まり木のようなやさしい物語。

ユーザーレビュー

  • なんどでも生まれる

    Posted by ブクログ

    チャボと鬱になって動けなくなった青年
    しんどいときにそばにいて、何も言わないチャボのありがたさ
    チャボは鳥語で話しているけどね

    鬱から少しずつできることが増えてきて
    自分が読んだときも、鬱から復帰していくタイミングだったので、
    主人公の気持ち、チャボのありがたさ
    読むタイミングが良かったなという感じ

    0
    2025年09月19日
  • なんどでも生まれる

    Posted by ブクログ

    チャボの“桜”の目を通して、人と人との距離、再生のきっかけ、そして日々の中に宿る優しさを静かに見つめる物語。
    語り手が鳥というユニークさが、逆に人間の心のひだや、社会のひずみに繊細に寄り添っていて驚かされた。
    傷ついたまま立ち止まっている誰かに、言葉じゃなく「そばにいること」でできることがあるんだ、とそっと教えてくれる。
    疲れた心に、静かな光を届けてくれる作品。
    「終わり」ではなく「これから」を感じる、やさしい再生の物語だった。

    0
    2025年07月29日
  • なんどでも生まれる

    Posted by ブクログ

    前情報なく入りました。
    最初主人公が何なのか分からずに読み進めて、やっとチャボが主人公で茂が人間だということが分かりました。そこからは読みやすく、難しい表現もそんなにない。
    途中、これはどんな結末だ?着地点はなんだ?と多少不安になりますが、中盤以降でグイグイ読めました。

    読み終えた後は、仕事や家事で悩んでいる自分を誇らしく思えるような、そんな温かい元気をもらえた気がします。

    動物目線で描かれるので、周りの人に対する想いがフラット。周りで起きていることは意外と波風が立っていて、普通だったら結構大きな出来事なのに、桜の目線から語られるとあまり大したことないように思えてそこも良かったです。

    0
    2025年01月16日
  • なんどでも生まれる

    Posted by ブクログ

    最初は目線が分からなくて読みづらかったけどチャボ目線だと理解してからは楽しく読めた。
    生きづらい世の中だけど何回もやり直す力強さを感じた。とても良かった。

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    2024年11月23日
  • なんどでも生まれる

    Posted by ブクログ

    アンソロジー「明日町こんぺいとう商店街」で大好きだった短編が一冊の本になっているのを見つけて狂喜乱舞した。(大げさ笑)。「アタシ」と一人称で語られる、チャボ桜さんの世界が可愛くて愛しくて、読み終えるのが悲しかった。やっぱ大だぁ。
    「明日町こんぺいとう商店街」も新作を出版して欲しい。

    0
    2024年10月26日

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