上野川修一の作品一覧
「上野川修一」の「からだの中の外界 腸のふしぎ 最大の免疫器官にして第二のゲノム格納庫」「人生は運命ではなく「腸」が決定する」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「上野川修一」の「からだの中の外界 腸のふしぎ 最大の免疫器官にして第二のゲノム格納庫」「人生は運命ではなく「腸」が決定する」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
腸の入門書として、バランスが取れた読みやすい良書である。分野外の人にとっても適度な量のわかりやすい解説だと思われる。
腸という器官がどのように発展し、どのような役割を果たしているのか、ざっくりとイメージを掴むには手頃な本だろう。
消化器系は体の中心を貫く通路だと見なすことができる。そうした観点から見れば、消化管は、からだの中に存在する外界だと言ってよい。
その中でも腸は、栄養分を体内に取り込む役割をしているため、「外」と「内」の境界をなす場所だと考えられる。生命を維持するために必要なものを取り込みつつ、有害なものは排除していかなければならない。そうした役割を担う中で発達してきた特徴がある。
Posted by ブクログ
・私たちの好物やからだにいいものと、腸内細菌、特に有益菌の好物は異なる。だから、食事をする際には、時には腸内細菌のことも考えて、有益菌が元気でいられるものを食べることも必要。
・腸内フローラのバランスが崩れると、免疫系、神経系、ホルモン系の働きが不十分になり、さまざまな病気を発症する危険性が増える。感染症、アレルギー、がん、炎症性腸疾患、肥満、便秘など。
・腸内フローラの正常化対策: プロバイオティクス(e.g. ヨーグルト)、プレバイオティクス(難消化性の糖質、e.g.オリゴ糖、食物繊維)の摂取
・腸は食に応じて進化。大腸は、生物が陸に上がってから(両生類)から現れた。
・小腸を構成する細胞