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「原朗」の「日清・日露戦争をどう見るか 近代日本と朝鮮半島・中国」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「原朗」の「日清・日露戦争をどう見るか 近代日本と朝鮮半島・中国」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
明治維新を経て近代国家となった日本が最初に起こした国家事業は「戦争」だ。当時の世界は、現代ほどの戦争アレルギーはなく、1894年の日清戦争、その10年後の日露戦争以外にも日本は多くの戦争を起こしている。義和団の乱、第1次世界大戦による中国侵攻、シベリア出兵、満州事変。これらの事件は戦争という名がついていないだけで、実態は戦争そのもの。
日本が数多くの戦争を行った理由は朝鮮を支配するため。当時の日本の最優先課題は領土の拡張であり、そのターゲットが朝鮮だった。
こうした事実を踏まえると、日清・日露戦争は勃発地が朝鮮ということもあり、それぞれ第1次・第2次朝鮮戦争と呼ぶのがふさわしい。というのが
Posted by ブクログ
始まりは岩倉使節団と征韓論だろうか、久米邦武の記録を読むと使節団はアメリカとヨーロッパで国力の差、技術力の差を見せつけられながらも、小国ながら武力に優れたベルギーや、スイスに感銘を受けていた。一方留守政府では朝鮮を武力を背景に開国させようとする征韓論が帰国した使節団により止められ内戦の原因になった。日本は清と対等な条約を結んだことによって清を宗主国とする朝鮮には有利な立場になった。欧米の大国の後を追いかける日本は朝鮮半島と台湾を影響下に入れようとしていった。日清戦争は朝鮮半島を日本の支配下にすることが目的であり、日露戦争も同様でこれは第一次朝鮮戦争と呼ぶべきものであったと言うのがこの本の骨子と