ラッセル・ブラッドンの作品一覧

「ラッセル・ブラッドン」の「ウィンブルドン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ウィンブルドン
    3.9
    1巻1,119円 (税込)
    キングとツァラプキン。ふたりの若きテニス世界ランカーは、キングの地元オーストラリアの大会で初対戦した。プレースタイルも境遇も異なるふたりは、しかし試合を通じて意気投合する。その友情は、ツァラプキンの身をキングが一家総出で守ったことで揺るぎないものとなった。やがてふたりはともに、ウィンブルドン選手権への出場を果たす。だが、そのテニス世界最高峰の大会では、ある大胆な犯罪計画が実行されつつあった――。青年たちの友情を軸に、白熱する試合と犯罪の行方を描いて手に汗握らす、極上のスポーツ小説にして大傑作ミステリ!

ユーザーレビュー

  • ウィンブルドン

    Posted by ブクログ

    サスペンス部分はおまけ。
    メインは二人の熱い友情(?)の青春小説
    そんなカンジで読みました。
    ワタシは好きです(*´ω`*)

    0
    2015年03月15日
  • ウィンブルドン

    Posted by ブクログ

    祝・復刊!とても面白かった。1977年の作品なので、片手バックハンドが主流だったり携帯電話がなかったり、今とは違う状況も多々あるが、前半の青春編も後半のミステリ編も大変読み応えがあった。ラリーの描写もテニスファンにはたまらない内容。ウィンブルドンを舞台にした犯罪がいつ解決するのか、ラストはハラハラドキドキで読み終えた。当時のテレビ中継技術も興味深い。ツァラプキンのように綺麗に負けるかデニスンのように汚く勝つか、誰とは言わないが現役の選手に置き換えて読んだ方も多いのではないだろうか。

    p65
    相手方のサーブでラブ・フォーティに追い込まれると、

    p86
    「まだまだ、食えるところまではいってない

    0
    2015年02月10日
  • ウィンブルドン

    Posted by ブクログ

    1977年発表、プロスポーツを題材としたサスペンス小説の名編。テニスの国際大会「ウィンブルドン」を舞台に犯罪の顚末を描くのだが、本作がメインに据えているのは、若き天才テニス・プレイヤー二人が切磋琢磨し、頂点へと上り詰めていく過程だ。
    豪快且つ正攻法のプレイで魅了するオーストラリアの俊英ゲイリー・キング23歳、天賦の才を持ち華麗な技術と純真な人柄で誰からも愛される亡命ロシア人ヴィサリオン・ツァラプキン17歳。この二人が図らずも出会い、テニスを通して友情を育んでいくエピソードを主軸にしており、何よりも青春小説として味わい深い。
    ウィンブルドン決勝。時には相棒として数多の強敵を倒し、互いに待ち望んで

    0
    2019年11月06日
  • ウィンブルドン

    Posted by ブクログ

    名作。
    前半はキングとラスタスの蜜月…友情?(笑)
    後半がほぼ二人の1試合のみと云う大胆な構成。
    邦訳小説の中でも、読み難い部類かも知れないと思いました。無駄な説明を削いでおきながら、機知にとんだ文章で、ささーっと読み進めてしまうと、誰の台詞だったか覚束無くなったり、急に場面が変わっていたり。
    しかしこの文章のお蔭で後半のテンポが素晴らしい出来になっている事も否めません!

    解説にも有りましたが、テニス全く分からない人間でも楽しめました。とにかくヴィサリオン…ラスタスが可愛くて萌え苦しいです。はっはっは。

    0
    2017年08月11日
  • ウィンブルドン

    Posted by ブクログ

    ウィンブルドン決勝戦の緊迫した様子が、選手の心理状況に至るまで細かく綴られている。
    しかもこの試合は普通じゃない。裏では殺人の脅迫が仕掛けられている。それを知っているのはほんの一部の関係者と、一方の選手のみ。
    何てスゴイ試合!ていうか。。。
    読みながら感じたのは、テニスって、一流の選手の試合となると、なんて孤独なスポーツになっちゃうんだろうって。
    目の前で実況中継を見てるような気にもなったが、(おそらく)翻訳が少し硬いというか、読みづらい箇所もあった。そこが少し残念。

    0
    2015年05月20日

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