作品一覧

  • 樹木の教科書
    4.0
    1巻935円 (税込)
    どれも似ていて、見分け方がわからない。よく見かけるけれど、名前を知らない。樹種はわかっても、どんな特徴をもつのかわからない―。特徴、利用法、環境との関係など、樹木の生態がわかれば、地球の歴史と進化が驚くほどクリアに見えてくる! 植物学の第一人者が、地球環境のなりたちを樹木でひもとき、カラー写真を用いてやさしく説く入門書。
  • 日本の樹木
    -
    1巻880円 (税込)
    深山幽谷で、里川の畔で、あるいは暮らしの傍らで、しずかに佇む日本の樹木。用材として、薪炭として、日本人の暮らしを支えてきました。戦後、生活の在りようが変わり、その存在が希薄になりつつあります。本書では、あらためて木の美しさと不思議さを再発見してもらうために、生物学から生態学までをふまえ、ヒノキ、ブナ、ケヤキなど代表的な26種について進化の秘密を紹介します。自然環境のなかで成長した本来の樹形を写したカラー写真をとおして、緑樹の影のしたたかな生き残り戦略について楽しく学びます。

ユーザーレビュー

  • 樹木の教科書

    Posted by ブクログ

    木という不思議な隣人のことがいろいろ知れて楽しい本。特に、木の寿命と生存戦略の話が面白かった。木は菌類などによって木部が腐らない限り、成長し生き続ける。洪水や崩れなどの外的要因によって激しい損傷を負わない限り、死ぬことはない。外的要因が起こる確率は場所によるのだから、その木が生えている場所によって寿命の期待値が決まってくる。そして、寿命の期待値によって、木が高くなるのか低くなるのか、常緑なのか落葉なのかといったことが戦略として分かれてくる。
    普段見かける木の性質や形状が、生存のために環境に適応した結果と思うと、隣人の姿が一段と魅力的に見えてくる。

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    2025年03月30日

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