作品一覧

  • AFTER SHARP POWER(アフター・シャープパワー)―米中新冷戦の幕開け
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    ファーウェイやTZEなど中国企業に対する制裁、 チャイナウォッチなど中国メディアへの警戒感の高まり、 孔子学院の閉鎖、中国人留学生の締め出し……。 いま米国では、中国が親中派を増やす世論工作を「シャープパワー」と呼び、 中国排除の動きが強まっている。 シャープパワーとは、中国やロシアなどの権威主義国家が、 強制や情報の歪曲、世論操作などの強引な手段を用いて、 相手国に自国の方針をのませようとするものである。 米中の対立は、いま動向が注目されている米中貿易戦争から、 5Gなどの次世代技術、核・ミサイル開発を含む安全保障、政治体制の領域まで広がり、 米中新冷戦の様相をみせ、国際社会に影響を及ぼしている。 本書では、中国のシャープパワーが米国で排除された後の米中関係の動きを、 次の点に注目しながら追いかける。  ・中国のシャープパワーとは何か?  ・米国は中国の何を恐れているのか?  ・米ソ冷戦のような軍拡競争がはじまるのか?  ・欧州、アジア、アフリカでは米中の対立をどう見ているのか?  ・米中新冷戦のなかで日本が進むべき道は? 日本も無関係ではいられない。 米国につくのか、中国につくのか、両者を取り持つのか…、 世界を巻き込む米中対立の狭間で、 いま、日本政府だけでなく、日本企業にも踏み絵を突き付けられている。
  • 何が戦争を止めるのか
    3.0
    1巻1,430円 (税込)
    「今、世界は戦争に向かいつつあります。 私は本書のはじめに、あえてそうはっきりお伝えしようと思います。」 (「はじめに」より) 戦争に対する立場には、大きく分けて2種類の立場が存在します。 一つは、「国家は互いに協調すべき」と考える〈リベラリズム〉。 もう一つは、「国際社会はパワーゲームだ」と考える〈リアリズム〉。 この対立する2つの立場のいずれもが、戦争それ自体を望まないにもかかわらず、 残念ながら戦争を止めることはできないと、著者は指摘します。 では、何が戦争を止めるのか。 現場(海上自衛隊部隊指揮官)と研究(東京財団研究員・制作プロデューサー)の 両方を知り尽くした著者の提言「日本だからこそできること」には、 戦争のない世界を実現するために、これから日本が向かうべき方向が示されています。 ●目次 第1章 世界中で「理想の崩壊」が起こっている 第2章 リベラリズムとその限界 第3章 リアリズムとその限界 第4章 柔らかいリアリズムへ 第5章 理想論抜きで戦争を止める方法
  • 米中激突で中国は敗退する―南シナ海での習近平の誤算
    -
    1巻1,320円 (税込)
    米海軍は戦闘状態への突入を恐れてはいない! 完全に追い詰められた中国の命運は? 石油危機、冷戦の終焉を的確に予見した国際エコノミストと、気鋭の軍事アナリストが大激論! メディアでは伝えられない南シナ海問題の正しい読み方 ◎南シナ海問題はアジアの冷戦の最終局面 ◎米海軍は戦闘状態への突入を恐れてはいない ◎中国が開発中の極超音速ミサイルは脅威となるか ◎弱者である中国軍が仕掛ける「非対称戦」とは? ◎戦争回避の世論形成に必死な習近平 ◎米中軍事衝突で日本はどう対処すべきか
  • 世界を威嚇する軍事大国・中国の正体
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    中国の軍拡が止まらない。南シナ海では人工島を建設して領有権を主張し、艦隊派遣を明言しているアメリカとの間で一触即発の危機を引き起こしつつある。日本では平和安全法制がようやく成立した段階だが、現実はすでに遥か日本の先を行っているのである。日本は領土的野心を露にして軍事大国化する中国に対抗できるのか。中国軍の最新兵器の能力を写真入りで具体的に紹介し、その運用面での問題点も指摘しつつ、日本のあるべき安保体制を構想する。
  • よくわかる南シナ海 米中がもくろむ「次の一手」 (Wedgeセレクション No.51)
    -
    1巻220円 (税込)
    日本のシーレーンでもある南シナ海は、中国のみならず米国の安全保障にも直結する。決して相容れることのない両国の利害。その衝突が静かに始まりつつある――。【WedgeセレクションNo.51】 <目次> 【AMERICAN VIEW】 遠く離れた南シナ海に米国が固執する理由 文・小谷哲男 【CHINESE VIEW】 人工島建設と艦隊増強 南シナ海を赤く染める中国 文・小原凡司 【INTERVIEW】 中国原潜の出入口 バシー海峡に対する日本の責任 文・香田洋二 【SEA LINES OF COMMUNICATION】 経済と安保の生命線 南シナ海シーレーン 【THE CONFLICT】 サンゴ礁は誰のもの 法廷闘争フィリピン優勢 文・ジェームズ・クラスカ 【CHINA WATCHER’S VIEW】 南シナ海 米艦航行 曲解する日本と冷静な米中 文・富坂 聰 ※この電子書籍は、月刊『Wedge』2015年12月号に掲載された記事、及びウェブマガジン『WEDGE Infinity』に掲載された記事を一部編集したものです。記事中の事実関係、データ、肩書き等は掲載当時のものです。
  • 中国の軍事戦略
    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    極超音速飛翔体の開発、暗躍するサイバー部隊、海軍力の増強…、中国は戦争を起こす気なのか。新進気鋭の論客が中国の意図を読み解く。 【主な内容】 第一章 中国の軍事戦略は理解できるのか? 第二章 サイバー攻撃は中国軍が関与しているのか? 第三章 なぜ中国は防空識別圏を公表したのか? 第四章 なぜ中国は海軍力を強化しているのか? 第五章 ゲームチェンジャーの登場なのか? 第六章 なぜ中国は西進戦略を進めるのか? 第七章 人民解放軍は戦う組織なのか? 第八章 中国の軍事戦略 第九章 日本を守るために
  • 中国軍の実態 習近平の野望と軍拡の脅威(Wedgeセレクション No.38)
    -
    1巻330円 (税込)
    南シナ海や東シナ海の領有権を巡り、強硬な姿勢を続ける中国。周辺国との摩擦がエスカレートするなか、習近平によって軍拡が進められている。中国軍の実力とはいかに――。【WedgeセレクションNo.38】 【目次】 中国の軍改革 習近平の本気度は? 「組織」の近代化目指す中国軍 習近平独裁体制の行方 非常識な中国機の異常接近 空軍が勢いづく理由 米国のアジア関与を強めさせる「オウン・ゴール」 宇宙空間でも軍拡を続ける中国 軍に忠誠を誓わせた習近平 江沢民派との権力闘争の行方 退役軍人の突き上げに頭抱える中国政府 「強軍の夢」 理想と現実の乖離 軍を叩き直そうとする習近平 腐敗させた江沢民、改革に失敗した胡錦濤 習近平が発した 軍事改革への明確なメッセージ ※本作品は、ウェブマガジン『WEDGE Infinity』2014年3月31日、4月21日、6月3日、6月5日、7月15日、8月12日、15日、9月12日に掲載された記事を電子書籍化したものです。電子書籍化に際し、一部加筆・修正を加えております。
  • 世界を威嚇する軍事大国・中国の正体

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    今注目の現代中国研究者、小原凡司氏の著作。
    中国(共産党)が、米国との間で、本気で『新型の大国関係』を求めている節があり、米国とは衝突しないが、米国と衝突すること以外はとくに懸念していない。そこに、中国国内の権力闘争が絡んで、中国の南シナ海への暴走や、尖閣に常に公船を徘徊させ、たびたび領海侵犯を行わせている原動力だとするならば、米国を巻き込むこと以外に、中国の暴走を止めるすべは無い。そして、たびたび問われる習近平が人民解放軍を掌握しているのか問題についても、公表されている人事情報から、習近平が人民解放軍を高いレベルで掌握しているのは間違いないとの結論。これは納得できる。
    そして、中国の軍拡にも

    0
    2018年10月14日
  • 中国の軍事戦略

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    中国の脅威を能力と意図、人民解放軍の能力をハードとソフトにわけてそれぞれ評価しているのでわかりやすい。そして、中国共産党と人民解放軍の微妙な関係と問題点も指摘している。中盤で大きく扱われている『極超音速飛翔体』については留意するが評価を後回しとする(他で読んだ記憶がほとんど無い故)
    そして、中国の脅威を中央と末端、空軍t海軍にわけた上で、質的に異なるそれぞれの『脅威』について論評している。(過剰な行動を抑止しにくい空軍、いくらかマシになりつつある海軍、外交関係の改善とは無関係に突如として軍事行動が行われてきた実例、米国とは事を構えないが、それ以外の国と事を構えるのは好まないが、中国の発展を妨げ

    0
    2018年10月14日
  • AFTER SHARP POWER(アフター・シャープパワー)―米中新冷戦の幕開け

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    米中貿易戦争が過熱化する中、米国は、中国が展開する外交戦略「シャープパワー」に対する警戒を強めている。この新たな“パワー”、そして、対立する米中両国の動きを解説した書籍。

    文化交流などで相手国の世論を味方につけ、自国に有利な環境づくりを行う外交手法を「パブリック・ディプロマシー(公共外交)」という。中国は、ワシントンなどの都市で英語ラジオ番組を放送するなど、米国で活発にこの手法を展開してきた。

    最近、米国は、こうした中国の働きかけは、「シャープパワー」の行使だとして警戒し始めた。シャープパワーとは、権威主義国家が強制や情報の歪曲、世論操作などの強引な手段を用い、自国の方針を飲ませようとする

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    2021年06月19日
  • 世界を威嚇する軍事大国・中国の正体

    Posted by ブクログ

    人民解放軍は、シナの国軍ではなく、共産党の私兵だ。

    主に米国との対立や国内掌握の点で軍を語る。

    確かに本当に戦争になったら今の人民解放軍が米国に勝てることはないんだろうが、それゆえに平時が難しい。じりじりと目標に向かって手を進めて行くのが彼の国だ。

    シナが変えたいのは国際ルールで、覇権を目指しているのではないと説くが、そもそも変えようとするルール自体が、派遣ではないのかという気はする。

    正当な手段で手に入らないのだから、ルール違反をするのは当然の権利だという盗人の理屈はすごいもんだ。

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    2019年06月21日
  • 何が戦争を止めるのか

    Posted by ブクログ

    この世は性善説では動いていない。世界中のみんなが満腹で、満たされた生活をしているのであれば、そうなる可能性もゼロではないけど、飢えて満たされない国が一つでもあるのであれば、それが不均衡を招く。つまり性善説はなりたたない。学者や批評家(や一部のどうしようもない野党)はドリミーであることも許容されるかもしれないけど、国民の命と財産と領土を託されている政治家はリアリストである必要があると強く思う。(特に与党)
    そのことが戦争を止めるのではないかと思う。

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    2017年10月29日

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