作品一覧

  • 遊郭経営10年、現在、スカウトマンの告白 飛田で生きる

    飛田で生きる

    ビジネス・実用

    4.4
    1~2巻792~825円 (税込)
    現在、160軒がひしめく大阪・飛田新地。そこで2軒を経営する人物が初めて当事者として内情を語る。ワケあり美女たちの素顔、涙なしに語れぬ常連客の悲哀、アットホームな小部屋の中、タレントばりの美貌の日本人美女たちはどこから来たのか、呼び込みの年配女性の素性、経営者の企業努力、街の自治会の厳格ルール、15分1万1000円のカラクリ、元遊郭の賃料と空き状況、新参経営者の参画等、人間ドラマから数字的なディテールまでを網羅する。
  • 飛田をめざす者 「爆買い」来襲と一〇〇年の計

    飛田をめざす者 「爆買い」来襲と一〇〇年の計

    ビジネス・実用

    3.4
    1巻1,485円 (税込)
    古き佳き時代の遊郭の面影を残す伝説の歓楽街、大阪・飛田新地。営業許可がおりて一〇〇年となる今年、大きな変革が訪れた。全国の観光地、商業施設を訪れて大枚をはたく中国人たちの「爆買い」が欲望の矛先をこの街に向けたのだ。言葉の壁、嗜好の異なる「遊び」の仕方と対峙することになった遊郭と女性たち、そして節目の年を迎えたこの街はどう変わるのか――。元遊郭経営者で、飛田に女性を紹介するスカウトマンを務めた著者が描く知られざる実態。

ユーザーレビュー

  • 遊郭経営10年、現在、スカウトマンの告白 飛田で生きる

    Posted by ブクログ

    未知の世界に触れられる良作。
    遊郭は知っていても赤線という言葉は初めて、遊郭って今もあるの?!という興味から読み始めました。
    筆者の実体験が心情を踏まえ、丁寧かつわかりやすく記されています。言葉も難しくなく、まるでドキュメンタリーか日記を見ているようにあっという間に読み終えました。
    経営する側の苦労、困難、失敗談、成功談がとても面白く、自分が働いていたらどんな人間性を露出していただろうか、と妙な想像をしてしまいました。
    良い面も悪い面もあるのはどこの職場でも同じですが、知らない世界を知る楽しみを感じられました。

    0
    2026年02月17日
  • 遊郭経営10年、現在、スカウトマンの告白 飛田で生きる

    Posted by ブクログ

    今に生きる赤線地帯、遊郭の風情と隠微さを醸す歓楽の秘境・飛田新地。本書は第三者によるルポルタージュではなく飛田の「住人」である筆者がその内部事情を赤裸々につづった貴重な記録でございます。




    飛田―僕がこの界隈のことを知ったきっかけは作家、黒岩重吾の小説がきっかけでした。株で失敗し、原因不明の奇病に全身を冒され、西成で息を潜めるようにして生きていたころに飛田に勤める「おねいちゃん」たちと交流があったのだそうです。

    本書は「遊郭」を10年経営し、現在はスカウトマンとして「飛田に生きる」住人が書いた「裡側」の赤裸々なまでの記録です。以前、ここでも紹介した「さいごの色街・飛田」では遊郭を経営する親方のことを『仁・義・礼・智・信・忠・孝・悌の八徳を失った者、また、それらを忘れさせるほどおもしろい所』の意である『亡八』というまことにショッキングな言葉で揶揄されている、という箇所を思い出し、これは当事者が書いた手記なんだということを改めて思い出しました。

    筆者は高校時代の柔道部の先輩であり、再開したときは裏の『住人』になっているであろう『村田さん』から飛田での遊郭経営の話を持ち込まれます。ある程度考えた後、『いかがわしい場所とか言われるけど、そういう場所で人間の道極めるのもオモロイで』という言葉が後押しとなって、筆者は「実地検分」の後、料亭を持つことに踏み切ります。ただ、そのときの不動産屋の主人が言った
    「店の女の子には、気いつけていな。女の子しゃべりおるから」
    ということを後年筆者はイヤというほど思い知らされるのです。

    飛田のシステムはかつて赤線、青線というものがなくなって、大阪の遊郭は、東京がソープという形態で残ったのに対し、料亭での仲居との自由恋愛という形で残ったのだそうです。たとえば15分のちょんの間(意味はご察しください)は11000円。取り分はおばちゃん1000円、女の子5000円、店(親方・マスター)5000円が相場で、時間によって変動するというのは言うまでもありません。

    念願かなって店を持つことになるも、筆者は女性の持つ『業』というものにとことん振り回されるようになります。たとえば、店の売り上げは「オバちゃん」(あるいは『遣り手婆』)しだいだというのだそうですが、いい『オバちゃん』につけばいいのですが、悪い『オバちゃん』が入ると、売り上げを盗まれたり、気に食わない『女の子』をいじめたり、少しでも店の経営が傾いたりすると彼女たちの『ネットワーク』を利用してさっさと別な店に移るんだそうです。この「むきだし」感に、まずは衝撃を受け、店に来る女の子がさまざまな「事情」をもって「苦界」である飛田に飛び込み、あるものは目標だった額のお金をためて飛田を去り、あるものは飛田の持つ「魔力」からそこから離れられなくなり、とことんまで「堕ちて」行ってしまう…。人間の持つ「性」という根源的なものを「商品」として売買している現場に立っていた人間だからこその視点に衝撃をさらに受けてしまいました。

    ここにつづられているミもフタもないやり取りは虚飾を排した人間の生々しい姿です。そこには金があり、それを掴むものもいればそれによって堕落してしまうものもいる…。いつの時代も変わらない「真実」があるような気がいたしました。現在、筆者は料亭をたたみ、そのときに培った経験を生かして「スカウトマン」として現在も飛田界隈の「住人」として活躍しているのだそうです。妖しい魅力を今でも放ち続ける「さいごの色街」飛田。本書はそこに生きる人間の貴重な証言であり、また記録であると思います。

    ※追記
    本書は2014年10月3日、徳間書店より『飛田で生きる: 遊郭経営10年、現在、スカウトマンの告白 (徳間文庫カレッジ)』として文庫化されました。

    0
    2024年11月25日
  • 遊郭経営10年、現在、スカウトマンの告白 飛田で生きる

    Posted by ブクログ

    自分が生きる世界とまったく違う世界で生きる人たちのことを知ることは大事。できることなら本でなく、実体験として。
    知らずに否定するなんてことはしてはいけない。


    飛田に救われ、この街を必要とする女の子たちも多くいるのだ。


    とにかく美人な子よりも、笑顔がかわいく愛嬌のある子が多くのお客さんを「上げる」。

    0
    2020年08月16日
  • 飛田の子 遊郭の街に働く女たちの人生

    Posted by ブクログ

    用もないのに興味本位でフラフラ歩いてはいけないというような意識があるので飛田周辺にはなかなか行けないので、本で読むだけでも面白い。そのへんの風俗とは、なんか、違う気がする、その違う気て何やろな、と知りたくて、もっと読みたい。

    0
    2017年11月20日
  • 遊郭経営10年、現在、スカウトマンの告白 飛田で生きる

    Posted by ブクログ

    むっちゃ面白い。具体的な数字にリアルなエピソード。本当に親方をやっていたからこそ書ける本だと思う。続編も読んでみよー

    0
    2016年10月14日

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