作品一覧

  • ローマ人の世界 ――社会と生活
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    1巻1,430円 (税込)
    ローマには歴史のすべてがある! 聖なるものと人間的なもの、すべてが混ざりあうことによって、ローマは「永遠の都」と呼ばれる歴史の重みをもつに至った。そこでは貴族から職人や芸術家などの市井のひとびとまで、どのような一日を過ごしていたのだろうか? ローマ人の識字率はどのくらいだったのか? 西洋古代史学の泰斗がローマの古代社会と生活について、ポンペイやカルタゴの故地なども巡りつつ、具体的な姿を掘りおこし生き生きと描きだす。ひとびとが「われらの海(マレ・ノストルム)」と呼んだ地中海世界へと読者をいざなう一冊。
  • ハンニバル 地中海世界の覇権をかけて
    4.0
    1巻990円 (税込)
    エブロ河を越えアルプスを越え、南イタリアの地カンナエでローマ軍団を打ち砕いたハンニバル。戦いに勝ちながら、最終的にローマという果実を刈り取らなかったのは何故なのか――。地中海世界の覇権をかけて大国ローマを屈服寸前まで追いつめたカルタゴの勇将、アレクサンドロス・カエサル・ナポレオンに比肩する天才の戦略と悲劇的な生涯を描く。(講談社学術文庫)

ユーザーレビュー

  • ハンニバル 地中海世界の覇権をかけて

    Posted by ブクログ

    ヨーロッパの人々が紀元前200年頃の時代から、交渉、政治のやり取りをこのレベルで実施しており、それが記録に残っていること自体がすごいことだと思った。また、ハンニバルであるが、何としてでも、ローマをやっつけようと、奮闘している姿が目に浮かぶようだった。

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    2012年04月01日
  • ハンニバル 地中海世界の覇権をかけて

    Posted by ブクログ

    共和制ローマを苦しめたカルタゴの名将ハンニバル。冬のアルプスを越えたローマ本土強襲や、カンネーの戦いでの包囲殲滅戦術など、彼がローマに与えた影響は余りにも大きい。ザマの戦いでスキピオに敗れたとはいえ、彼が傑出した戦術家であることは疑いようないし、戦略家、あるいは政治家としての才は、スキピオを大きく凌いでいた。つまり、ハンニバルは、単なるカルタゴの名将などではなく、マケドニアのヤンキー王子やローマの禿げの借金王と同じ次元で評価されるべき人物なのである。それなのに、彼の功績を知るのは一部の軍事マニアと歴史マニアくらいで、普通の人にとっては、彼の名前が元になった映画の猟奇殺人犯の方が、いくらかメジャ

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    2010年10月04日
  • ハンニバル 地中海世界の覇権をかけて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     映画でハンニバルが引用されていて興味が湧いて。名前とアルプス越えは有名だがそれ以外は初めて知った。ハンニバルの故国であるカルタゴの場所もどういう国だったのかもまったく知識がなくアフリカにあったのは意外だった。無意識のヨーロッパ優越史観が強いのだろう。紀現前の世界はとても遠く文化的でないイメージがあったが、調べてみると古代ギリシャ、ローマ時代は西ヨーロッパよりも東ヨーロッパ、地中海周辺が発展していた。ハンニバルもそういう時代で活躍した人物なのだ。
     ハンニバルについての一次資料は無く、二次資料もローマ側の資料になるのでかなり歪曲されている。それでも資料があればまだいいのだが資料がまったくなく推

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    2013年10月16日

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