作品一覧

  • 秦漢思想史の研究(東洋学叢書)
    値引きあり
    -
    1巻4,702円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、秦と漢の思想を論じる。取り扱う期間は、武帝から王葬が台頭するまでの、前漢中末期であり、その時代の政治的・社会的思想の変遷を詳細に論じる。 春秋時代の秩序が崩壊し、乱世へと突入した戦国期にあって、諸子百家はみな、新たな国家秩序を模索する。戦国の中から秦が、その後の中国の国家体制の礎となる、「皇帝による支配」「中央主権的官僚制」「郡県制」などを始めた。始皇帝の大きな功績を元に、国家運営がなされた。 その後、昭帝の時代には、桓寛『塩鉄論』が世に出た。買い占めと投機による経済の混乱を統計的な実学として、収拾をはかろうとするものであった。 宣帝の時代には、苛烈な役人による支配と「天」や「瑞祥」による神秘主義的な支配をした。 その後「新儒教」の模索が進行すると、老荘思想が衰弱していくことになる。 古代中国の思想展開を知るための格好の書です。 【目次】 序 秦漢思想史への視覚 第一章 統一への序章 1 戦国末の思想界について(1) 『荀子』と『韓非子』 2 戦国末の思想界について(2) 『管子』と『呂氏春秋』 第二章 統一の思想 1 雲夢秦簡ノート(1) 2 雲夢秦簡ノート(2) 3 秦の始皇帝について 4 李斯について 5 漢初の思想界について 6 儒教国教化について 第三章 『塩鉄論』の世界 1 散不足篇について 2 散不足篇の「中者」について 第四章 前漢中期末期の思想 1 宣帝期の儒教 2 楊〓死 3 哀帝期のこと 4 劉向論 5 揚雄について(1) 6 揚雄について(2) 第五章 道家の思想 1 管子四篇について 2 道家思想について ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 孫子・呉子
    3.0
    春秋戦国時代に成立した軍事思想書で、徹底した合理主義を説く「孫子」。戦国時代初期、一大変革期に楚の宰相を務めた呉起の言を集め、戦争における「仁」の重要性を説く「呉子」。ともに兵法書として名高い二書を合本。混迷深まる現代における必携の書。〈解説〉湯浅邦弘
  • 呂氏春秋
    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    戦国末期、若き始皇帝の宰相として秦の百官を統率し、全国から3千の賓客を招集した呂不韋(りょふい)。彼が諸国に対抗し、秦の国力と文化の向上をめざし秀れた上客と編集した『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)』は、「天下万物古今の事」を備えたいわば百科全書だった。長寿の秘訣、人物の見分け方から殷の湯王、周の武王の故事によった王者への道など、古代中国の英知の結晶を読み解く。(講談社学術文庫)

ユーザーレビュー

  • 呂氏春秋

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    歳時記をより深く研究しようとすると、ルーツとして中国の書籍に当たる必要が出てくる。その中でも有用なものの一つが、呂氏春秋になる。漢文そのものが読めない者にとって、手軽な入門書がこの本になる。

    1
    2013年01月01日
  • 呂氏春秋

    Posted by ブクログ

    言わずと知れた、戦国時代の書物です。
    戦国末期の思想は、本当に色鮮やか!
    訳も原文も読み下し文もあって、しかも文庫なんて素敵!!
    それにしても面白いなぁ。
    「長く生きるためには、自然に、無理なくやり過ぎないように」みたいな??
    こんな風に穏やかに生きられたらねぇ、いいんですけどねぇ。
    難しいお話から説話まで書いてあります。

    1
    2010年06月12日
  • 孫子・呉子

    Posted by ブクログ

    孫子と呉起の兵法や戦術を平易に記した著。
    現代につながるところがらあるというが、それはそういった専門書に任せ、原文を読み自分なりの解釈をするのが良いと思う。

    0
    2022年01月31日
  • 呂氏春秋

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    『呂氏春秋』十二紀からの抜粋。一三三の話しを集めている。主として、春は医学、夏は学問・音楽、秋は刑罰・軍事、冬は葬礼や死節を扱う。解説にもあるように、「時令」の思想を軸にした編集である。また、解説には『呂氏春秋』の成立について論じられており、基礎知識が得られる。

    1
    2009年10月07日
  • 呂氏春秋

    Posted by ブクログ

    卒論のテーマとして扱った本。ダイジェスト版として携行には便利ですが専門書としては少々物足りない。趣味として読むなら問題ありませんが。

    0
    2009年10月04日

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