永島憲江の作品一覧
「永島憲江」の「アーデン城の宝物」「死者を動かすもの」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「永島憲江」の「アーデン城の宝物」「死者を動かすもの」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
小説・文芸
Posted by ブクログ
※「メキシカン・ゴシック」のネタバレもあります
「パン焼き魔法のモーナ、」が可愛い表紙と語り口でかつ死体だらけのシビアな話で、重厚で好きだったのが、今回はホラーということで楽しみ→予想よりさらに面白く怖くて大好きな話だった。ものすごく好み。
登場人物に友情と理性と勇気があり、それでも崩壊していくアッシャー家の物語なので、すごく読みやすく快適で、
なにより、これからもっと怖いことが起きますよ、ほら、ほら...という不気味な雰囲気を楽しみたくてホラーを読んでいるところがあるので、その点がものすごく良かった。いつまでも読んでいたかった。
登場人物が戦争のトラウマを抱えた退役軍人・医師や、時代によって能力を認められない科学者で、「これをなんとかしなければ、できるはずだと思おう、出来なくても最大限やらなくては」を淡々と、たまに毒づきながらやっていく雰囲気で、それが頼もしいのに全く歯が立たない(なぜなら崩壊するのが確定しているアッシャー家だから、がわかりきっている)のもよかった。
起こる出来事はショッキングで、淡々とした描写でもちょっと手が止まるくらいのところがあり、上品なお屋敷ホラーでしかもしっかりおぞましく、その怖さは最後に問題に対処したにも関わらず怖いまま、というのが嬉しかった。
菌類が人体に影響を及ぼしているところは「メキシカン・ゴシック」と同じ、というのは1ページ目からそうで、かつ菌類の何が怖いかや雰囲気も全然違うので気にせず読めた。
(女性の話、愛すべき・守ってやるべき女性がいるけど置いて逃げ出しても良い立場で、それでもなんとかしようとする女性の話、お屋敷と一族の話、異質な生物によって変わってしまった人間の話 まで同じだけど、血が熱くドラマチックで泥だらけ血まみれで守るべき二人の男女を連れて脱出するメキシカン〜に対して、守るべき人が変容していて、でも誰にも言わずにいたその内心も真実で、ドライで淡々と不気味で物悲しい)
Posted by ブクログ
貴族の子孫エルフリダとエドレッド姉弟のタイムトラベル物語。子どもらしく純真なやり取りが可愛らしく物語には心が踊る。特に魔法の白モグラ・モルディワープは心に染み入る可愛らしさだ。ここのところ、人生に疲れた中年向け「ファンタジー」ばかり立て続けに読んでいたので、本物のファンタジーとはこういうものだよと目が覚めた。
しかも、百年以上前の児童小説でありながら、近ごろのディズニー映画のように少女が主体的に冒険していて非常に頼もしい。魔女の描き方も公平であり、社会的弱者への深い共感も見てとれた。あとがきを読むと、著者のE・ネズビット氏は当時の先進的な女性だったらしく色々と納得した。そこ含めてJ.K.ローリング氏が好きな作家として名をあげているのも分かる。