石川理夫の作品一覧
「石川理夫」の「温泉の日本史 記紀の古湯、武将の隠し湯、温泉番付」「温泉へゆこう!」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「石川理夫」の「温泉の日本史 記紀の古湯、武将の隠し湯、温泉番付」「温泉へゆこう!」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
日本における温泉を巡る通史。とにかく固有名詞が頻出し、話もすぐに飛ぶ。教科書的というか、羅列感は否めない。以下、自分なりにへえーと思った部分。
文献に登場する最古の温泉は道後温泉。「古事記」に出てくる。軽太子という皇太子が近親相姦が世に知られ人心が離反、流刑先になったのが伊予湯だという。「日本書紀」にも飛鳥時代の舒明天皇が「伊予湯宮」に行幸したとのくだりがある。
明治時代になると自然湧出から掘削開発へ大転換する。こうして温泉が増える一方、共同浴場から宿の内湯化で、お湯の需要が増大。掘りすぎた結果、湧出量が低下、昔からの源泉が枯れるという事態も出る。
高度成長期に盛んだった団体/慰安旅行型
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに
第1章 「日本三古湯」の登場~飛鳥・奈良時代まで
第2章 王朝と温泉の縁~平安時代
第3章 箱根・熱海・草津・別府が表舞台に~鎌倉・室町時代
第4章 惣湯と戦国大名の「隠し湯」~戦国・安土桃山時代
第5章 「徳川の平和」が広めた湯治旅と御殿湯~江戸時代
第6章 自然湧出から掘削開発の時代へ~明治・大正時代
第7章 温泉観光の発展と変容~昭和・平成時代
終章 日本の温泉はこれからどうなるのか
<内容>
駆け足ながら、温泉にまつわる日本の歴史は網羅されている。古い時代は如何せん史料がないので、これがベストのような。江戸時代以降はもうちょっと書ける気がするが、