のぞゑのぶひさの作品一覧
「のぞゑのぶひさ」の「金色夜叉」「神聖喜劇」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「のぞゑのぶひさ」の「金色夜叉」「神聖喜劇」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
名高い原作を読むのは骨がおれそうだけど、漫画なら読めそう・・・と思ったら、どっこいテキストのボリュームがすごくて、とても簡単に読めるようなもんじゃありませんでした。腰を落ち着け、時間をかけて読む価値のある漫画です。
東堂という特異なキャラクターを通して、非合理的な命令がまかりとおり、階級格差や部落差別が横行する日本軍という組織の不条理さを暴き出すだけでなく、彼よりも知識も力もない周囲の兵士たちが、やが人として抗う物語の中心に登場してくる過程が感動的。とりわけ最後の章の冬木の決意には胸をうたれる。彼らとかかわることで、東堂自身も変化していく。読み終わって、ぜひ原作の小説も読みたいと思わせてくれた
Posted by ブクログ
好きな作家、三浦しをんさんのおすすめで読んでみた。文字数多く、少々くどい、いろいろしんどくて3巻で断念。
「知りません」禁止、「忘れました」強制。なぜそうなるのか、の人間心理を考察する結果にあるあると感じる。
大根汁は軍事機密、軍隊の読み方、上官がカラスは白いと言えば白いなど、軍隊がしょうもないことでこんなに揉めていたことには驚いた。理不尽、ハラスメントの骨頂、残虐差別、性虐待、ひどすぎる。
戦争が人の心を攻撃的に、閉鎖的にしていく
そんな状況にありながらも持ち前の記憶力を活かして抗っていく東堂さん、かっこいい。
どんな場にあっても自分の長所や能力を武器に闘えるといいな。最悪状況下でそういう
Posted by ブクログ
「巧いマンガ」ってのは、
ぱっと読んで「面白くない」。
丁寧に作られていると「普通で平凡」な感じがするし
「作画が嫌いだから」って理由で
せっかくの面白いプロットや
心にぐっと来るセリフに触れる機会を失ったり。
(勿論「読ませる事、楽しませる事に特化して巧く書かれたマンガ」もあるんだけど)
この作品は間違いなく「巧いマンガ」だと思う。
知る人ぞ知る「神聖喜劇」をマンガ化した!
って時点でまずかなり購入者を減らしていると思う。
(実際僕も何度か本屋で手に取ったけど情報密度の高さがキツかった。)
まあ、「神聖喜劇」を知らない、
って人にとっては「あーこの表紙の絵は何世紀前のマンガですか」&値段