作品一覧

  • 南海ホークスがあったころ
    4.3
    球団創設、歓喜の御堂筋パレード、低迷の日々……南海ホークスの栄光と挫折の軌跡を追いつつ、球場という空間のあり様や応援という行動の変遷を活写。ファンの視点からの画期的な野球史。貴重な写真多数!
  • 子どもというレトリック 無垢の誘惑
    5.0
    1巻2,420円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 子どもは無垢だから保護しなければならないというイメージは、近代社会の発明品だ──。有害図書・ポルノ追放運動から少年司法までの「まなざし」の読解をとおし、子どもを取り巻く現代社会の言説の政治性を浮き彫りにする。

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ユーザーレビュー

  • 南海ホークスがあったころ

    Posted by ブクログ

    往来堂書店「D坂文庫2014冬」から。南海ホークスを通じて見たプロ野球文化史論の一級品。
    南海ホークスの球団史ではなく、主題はサブタイトルの「野球ファンとパ・リーグの文化史」の方にある。軽い気持ちで読み始めたが、これは紛れもなく学術書だ。
    阪神タイガースをしのぐ人気を誇っていた南海ホークスが凋落していった理由を、社会学的に分析しているのだが、その手法はお見事というほかない。当時、子供ながらにセ・リーグは新聞社の球団が多く、パ・リーグは関西の鉄道会社の球団が多いなとは思っていたが、それにはしっかりとした理由があり、そして、その理由がその後の凋落を引き起こした一因ともなっていたのだ。
    そして、球団

    1
    2018年11月23日
  • 南海ホークスがあったころ

    Posted by ブクログ

    「難波の南海どこにも行かん」と掲げられ たプラカードの下を去ったホークスの南海 時代を綴る一冊。

    大阪球場および狂鷹会をはじめとする大阪 のファンとの蜜月。「ナンカイやっても勝 てない南海」と揶揄された時代から優勝 後、球団としては初となる御堂筋パレード まで、ときどきノムさんを挟みながら。

    そして知ってしまった「ホークスは、いつ か大阪に帰ってくる」と待ち続けるファン の想い。理屈抜きで泣ける。

    1
    2015年07月21日
  • 南海ホークスがあったころ

    Posted by ブクログ

    巨人一辺倒であったころ、パ・リーグにどうも気になる球団がありました。それが南海ホークスです。弱小球団、お荷物球団と化してましたが、何故か気になる。ダサいグリーンのユニフォーム、でもカッコイイ、球団ロゴ。ホームはボロ臭い大阪球場。思わずファンになろうかという頃に、福岡に旅立つことになってしまいました。杉浦監督の別れの言葉が忘れられません。そんなホークスの歴史を丹念にまとめた一冊。あの当時のホークスファンはどうしてるのでしょうね。しかし、野村克也という偉大な選手を無かったことにしてる姿勢には首を傾げざるを得ません。

    1
    2012年03月18日
  • 南海ホークスがあったころ

    Posted by ブクログ

    野球場とはなんなのか。いや、野球場の観客席とはなんなのか。

    僕らは野球場を楽しみたいんだ。見るだけでなく、騒ぐだけでなく、応援するだけでなく。野球場の全てを、楽しみたいんだ。

    もしもベイスターズが新潟に移転して、横浜スタジアムがロッテかヤクルトあたりのサブホームになって、ベイスターズがビジターチームとしてやってきたら?
    僕らはレフトスタンドで涙するのであろうか。

    1
    2011年06月28日
  • 子どもというレトリック 無垢の誘惑

    Posted by ブクログ

    近代思想と"子ども"の関係について、ポルノメディア、特にコミックとの関わりについて書かれた本。
    漠然と捉えていた問題がこんなにも広がりを持っていたとは知らなかった。もっと前に読んでおくべきだった。

    0
    2010年12月20日

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