作品一覧

  • メデイア

    メデイア

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻330円 (税込)
    メデイアは敵将イアソンと恋に落ち、父にそむき、弟を殺し、故国コルキスを離れてイアソンの故国テッサリアに逃れる。だがイアソンに王位を譲らない弟ペリアスがあるのを知ると、陰謀によってペリアスの娘たちに父を殺させる。テッサリアにいられなくなった二人はコリントスへと亡命し、二人の子供をもうける。しかしイアソンはコリントス王の娘を妻に迎える。メデイアは激しい憎悪のとりこになって……
  • メデイア

    メデイア

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻627円 (税込)
    「さあ,心よ,鬼になるのだ.なぜにためらう」.ともに死地をくぐりぬけた夫イアソンの裏切りに遭い,復讐に燃えるコルキスの王女メデイア.激しい愛を燃やし,女を踏みつけにする世を呪い,辱める者を決して許さない強烈な女性像は,古代ギリシア三大悲劇詩人の一人エウリピデスの代表作として後世に多大な影響を与えた.

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  • バッコスの狂信女たち

    バッコスの狂信女たち

    ビジネス・実用

    -
    1巻330円 (税込)
    バッコスはディオニュソスとも呼ばれ、人間に葡萄から酒を造ることを教えた神、すなわち酒の神として知られている。劇は、この神が、初め小アジアからペルシア方面で多くの信徒を得た後、みずからは人間の若者の姿となり、多くの東方の信女たちを率いてテーバイに現われたところから始まる。テーバイでは、老齢のカドモスがディオニュソスを信奉するが、娘たちは、ディオニュソスが神であることを認めようとしない。とくにカドモスの孫で、現在のテーバイの支配者であるペンテウスは、人間の姿をしたディオニュソスを、神とは知らずにこれを捕え、鎖でつなぐ。そのために、彼は神罰によって恐ろしい最期を遂げる。ペンテウスの母およびその姉妹たちも、神を嘲(あざけ)った罪を罰せられ、一家ことごとく国を追われる。この作は、エウリピデスの死後始めて上演されたが、彼の傑作のひとつで、この劇ほど舞台で歓迎され、また多く引用され模倣された劇は他にないくらいであるという。
  • タウリケのイピゲネイア

    タウリケのイピゲネイア

    ビジネス・実用

    -
    1巻330円 (税込)
    「アウリスのイピゲネイア」の後日譚。アウリス港で、アガメムノンは娘のイピゲネイアを女神アルテミスに生贄(いけにえ)として捧げざるを得なかった。しかし、人々の眼には儀牲となったようにみえたけれど、実は女神は牝鹿を代りに生贄としてイピゲネイアを助け、彼女をタウロイ人の国タウリケに連れて行って、そこのアルテミス神殿の女祭司にしたのだった。黒海の奥のこの辺地では、他国人を捕えるとこれを人身御供(ひとみごくう)として女神に捧げることが掟となっており、イピゲネイアは、女神の女祭司として、その生贄の儀式の最初の浄めの式を務めねばならなかった。それが、自分の血を分けた弟オレステスの浄めの式をやらねばならなくなったのだから皮肉である。オレステスはアポロンの指示にしたがって、タウリケにアルテミスの神像を取りに来たのであった。彼は親友ピュラデスと共に、黒海入り口の難所、シュムプレガデスの岩を越えてはるばるタウリケまで辿り着くが、海岸で土地の者に見つかって捕えられる。かくしてイピゲネイアが、知らずして弟に生贄の浄めをすることになる。いよいよとなったとき、イピゲネイアは妙案を考え出し、姉弟とピュラデスは神像を携えて乗って来た船で遁れる。
  • ヒッポリュトス

    ヒッポリュトス

    ビジネス・実用

    -
    1巻330円 (税込)
    テーセウスの若妻パイドラーは自分の継子ヒッポリュトスに恋し、そのことに思い悩む。彼女は誰にもうちあける気はなかったのだが、乳母のお節介によって、ヒッポリュトスに知られてしまう。ヒッポリュトスに罵倒されるに及んで、彼女は愛する男を死に陥れるような遺書を残して自殺する……エウリピデスの代表作の一つ
  • ギリシア悲劇全集

    ギリシア悲劇全集

    小説・文芸

    -
    1巻3,960円 (税込)
    アイスキュロスの「テーバイを攻める七将」「縛られたプロメテウス」「アガメムノン」など7点、ソポクレスの「アンティゴネー」「オイディプス王」「コロノスのオイディプス」など7点、エウリピデスの「メデイア」「ヒッポリュトス」「トロイアの女たち」「タウリケのイピゲネイア」「エレクトラ」「アウリスのイピゲネイア」「バッコスの狂信女たち」など19点を収録。
  • エウリピデス全作品集(I)

    エウリピデス全作品集

    ビジネス・実用

    -
    1~2巻1,320円 (税込)
    エウリピデス(前485年~406年)は、古代ギリシアの三大悲劇詩人のひとり。アイスキュロス、ソポクレスによって確立された「伝統」と異なり、その作風は人間中心の立場をとり、伝統的な神々を批判したため、当時はしばしば物議をかもした。三人のなかでは最も多い19編の作品が現存する。アテナイに生まれマケドニアで没した。この巻には、「レーソス」「アルケスティス」「メデイア」「ヒッポリュトス」「ヘラクレスの子供たち」「ヘカベ」「アンドロマケ」「狂えるヘラクレス」「嘆願の女達」「イオーン」の10編を収めた。

ユーザーレビュー

  • メデイア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2026/07/26 - 2026/07/28

    目的があり手に取ったが、古典の悲劇というのはあまり読んだことがなく、ここまで劇場的な表現なのか、という構成に驚いた。
    エウリピデスのメデイアを読んで、一番印象的だったのは、母による子殺しでもなければ、イアソンに対する憎悪でもない。強烈なまでの家父長制とそれらに翻弄されるメデイアやクレウサといった女性たちの立場である。

    p29-l2
    ところがわたくしたち女は、夫ひとりを頼りにしてゆかねばならないのです。

    p40-l15
    心得は充分、おまけに女と生まれついた身だ、善いことにはからきし力がないが
    悪いことは何事であれ、その上なくうまくやり遂げてみせるという女に。

    p41-l8
    世の中変わってこれからは、わたくしたちのほうがきちんとした生き方になりましょう、
    女の評判が高くなるのです。
    女を貶す風潮はもうなくなりましょう。

    これらの表現は特にそれを感じさせた。
    同時に、存在を毒にしなければ生きていくことも、自身の尊厳を立てることもできないという悲劇に押し込められていくメデイアや、ただ父の命令によりイアソンと婚姻をすることで毒牙へとかかるクレウサに痛ましい思いすら感じた。

    自尊と愛を天秤にかけ、前者を選ぶということが本当に悪いことなのか。
    これは現代人ならではの視点かもしれないが、あまりにも悲劇に向かう彼女に同情を持たずにはいられなかった。

    子殺しも人を呪い殺すのも、前提としてあり得ないことではあるが、文字通り身を割く手段をメデイアに取らせたのは、それこそ魂の殺人を犯したのはクレオンやイアソンではないかと感じる。
    破滅に向かう自分を鼓舞するメデイアの様子は抱きしめてあげたくなるほど切なかった。
    手段は決して良くなかったが、一人の人としての尊厳を踏み躙るということは国一つ滅亡させてもおかしくないほど重いことだと痛烈に感じる物語だった。

    0
    2026年09月22日
  • メデイア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    共に死地をくぐり抜けた夫イアソンに裏切られたメデイア。イアソンは亡命中のコリントスの王女との結婚を決め、更に娘の為にメデイアと息子たちを追放しようとするコリントス王クレオン。自分を捨てイアソンへの復讐。

    ギリシア神話の英雄たちって割とろくでもない人がいたりする。このイアソンもなかなか…。アルゴ探検隊の冒険や国に帰ってからも散々助けてもらったメデイアをあっさり捨てて…。そりゃロクな死に方しないよな。メデイアもメデイアで、激しい。復讐の為にしっかり逃げ道用意してるあたり賢い。

    0
    2026年02月19日
  • メデイア

    Posted by ブクログ

    ギリシャ三大悲劇詩人のひとり。
    プラトンとか、アリストテレスとか高校生の頃読まされた記憶あり。その時代の詩人。
    女性嫌悪論者と取り沙汰されたらしいけど、
    この時代に「女の復讐」として議題にしてるところから、多様性を問題提起してたのかなとも思う。

    日本の戦国時代とかにも通ずるよね、
    負けた武将の妻が子どもと一緒に亡くなるところ想像したけど、、
    メデイアは、子供は自分の子供じゃなくなったように扱ってて、かなり残虐。

    0
    2026年08月09日
  • メデイア

    Posted by ブクログ

    ギリシャ悲劇の一つ、エウリピデスのメデイア。
    金羊毛を目指すイアソンに一目惚れして弟ぶっ殺し、イアソンの敵を謀殺し、ついに正妻ゲットだぜと思ったら、(この後が本編)旦那を若くてピチピチした亡命先のコリントス王女に猛禽的略奪され、ヤロウ全員ぶっ殺してやる、というメデイアの復讐譚。
     メデイアはイアソンもコリントス王も王女も憎さのあまり、自分の生んだ子まで殺してしまうが、その過程におけるメデイアの心情の揺れ動き、すなわち怒りと冷静さと理性の間を入ったり来たりがこの話のポイント。
     怒りで復讐を思いつき、冷静さで殺人計画をじっくり練り上げるが、理性によって躊躇う、しかし怒りでやはり計画を決行し、子殺しまで果たしてしまう。
    ギリシャ神話ではメデイアは悪女として捉えられることが多いが、こうしてみるとやっちゃったことはそうだけど、そこまでの心理課程を見ると、神話の登場人物が非常に人間的になってくる。
     また、ギリシャ悲劇では神の抗いがたい運命を前にした人間を描いたりするが、ここではあくまで人間だけの物語だから、一層メデイアの人間臭さが出てくると思う。
     まあ、イアソンも、コリントス王クレオンも、全く登場しないけどコリントス王女グラウケも、何よりメデイアも全員クソ。過去作品の価値観を現代の価値観で評するのはご法度とはいえ、ゲラゲラ笑いながら「やっべークソだw」と楽しむのも一興。

    0
    2026年04月20日

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