作品一覧

  • 増補 総力戦体制と「福祉国家」 戦時期日本の「社会改革」構想
    5.0
    1巻2,068円 (税込)
    「福祉国家」日本のルーツは本当に戦時期にあるのだろうか──厚生省設立や国民健康保険制度などの「戦時社会政策」をめぐる政府や地方と軍部とのせめぎ合いに着目し,戦後のあり方とは異なる,戦時期の総力戦体制=「福祉国家」の姿を浮かび上がらせる.戦時人口政策に大きな役割を果たした社会学者・高田保馬を論じた補章を付す.

    試し読み

    フォロー
  • 幻の東京オリンピックとその時代 戦時期のスポーツ・都市・身体
    -
    1巻4,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1940年に開催が予定されていたにもかかわらず、38年に返上された東京オリンピック。「幻の東京オリンピック」の実態を、中止にいたる国際政治の力学、戦時下のスポーツ界の動向、都市開発の様子などを具体例に多数の写真・図版も添えて、多様な角度から照らし出す。

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • 増補 総力戦体制と「福祉国家」 戦時期日本の「社会改革」構想

    Posted by ブクログ

    内容が濃いのでぱっと読んだだけの浅学の私では上手くまとめられない。ただ戦中期の国家の政策形成の一端を垣間みれたことは現代の政策形成とは大きな差違があるのだろうなという推量、さらにある程度の確信が得られたのは良かった。以下、現代と異なる点を代表的に3点、指摘したい。

    まず大日本帝国の政策思想の根底に「民族」の繁栄が金科玉条としてあり、その対となる多様性、グローバリズムという視点を政策に組み込むことが当たり前の現在の国家運営とは大きな違いがあることだ。

    さらに現代の視点から捉えると違和感を感じるのは、人口問題である。戦中期においては人口の過剰が課題の論点であり、問題解決のアプローチは千差万別で

    0
    2025年03月27日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!